な、なんだってー!!
クロコダイルの時代が来てるじゃねえええかああああああああ!!!!
なんだってーすぎてめちゃめちゃたぎった!
俺この試験が終わったら全巻集めるんだ!!!!
なにあれ! なにあれ! どういう事! ええおい! 扉絵!
読んでる方には超今更な反応 普段ジャンプから離れてるからなあー
ちなみにわんぴも6巻までしか持ってない ひー!
あともうついでに いぬひざの9と10を一気に
これで終わりです
クロコダイルの時代が来てるじゃねえええかああああああああ!!!!
なんだってーすぎてめちゃめちゃたぎった!
俺この試験が終わったら全巻集めるんだ!!!!
なにあれ! なにあれ! どういう事! ええおい! 扉絵!
読んでる方には超今更な反応 普段ジャンプから離れてるからなあー
ちなみにわんぴも6巻までしか持ってない ひー!
あともうついでに いぬひざの9と10を一気に
これで終わりです
和沙は客間に入ろうとする勇慈を引き止めて、階段へと招いた。困惑している勇慈を余所に、二階へと上がり、とある部屋の扉を開く。
勉強机に箪笥、ベッドが一つ。箪笥の上にCDコンポ。窓には白いカーテン。どちらかと言えば質素な部屋は、和沙の物だ。部屋を見まわしていた勇慈の腕を引っ張り、強引にベッドに連れ込む。仰向けに寝て、と指示して、勇慈がおずおず従った。その腰の上に、馬乗りになる。
和沙君、と名を呼ぶのを制するように、口付けた。最初は触れるだけ。驚いていた勇慈も、受け入れるように口を開き、舌を絡ませる。息苦しいのを我慢して、舌を動かす。キスをするのは勇慈が初めてだった。だから勝手が判らない。
と、勇慈がふいに、和沙の頬に手を添える。勇慈の舌が口内に入り込んできて、歯列をなぞられる。なんともいえずゾクゾクして、和沙は慌てて離れた。
「――っ、なんだよ、う、上手いんじゃないか……」
「一応、君よりは長生きしてるからね」
勇慈が笑って答える。コイツが仮に本気になったら、自分はどうなるんだろうと考えると少々怖かったが、それでも勇気を振り絞って、小さな声で言った。
「……先生」
「うん?」
「いつも、……俺が、酷い事してたから、……今日は、仕返ししても、いいんだぜ」
和沙の言葉に勇慈はきょとんとした顔をした。ややして意味を理解したのか、苦笑して和沙の頬を撫でてくる。
「あのね、和沙君。俺は合意の上で付き合っているわけだから、仕返しとかそういうのは有り得ないよ。それにね、君はまだ身体が小さいし、俺が好きにするにはちょっと可哀想だから、その提案は和沙君がもう少し大人になったら、聞いてあげる事にする」
「……んだよ、子供扱いしてるのか?」
「子供はこんな事しないさ」
笑みを浮かべる勇慈が癪で、泣かせてやりたいと心から思った。その事に気づいて、ばつが悪そうにつけ加える。
「……でも、先生だって、判ってるだろ。俺、変なんだ。いつもみたいに、酷い事するのが好きなんだ、たぶん。そしたら先生、また嫌な思いするだろ。それでいいのかよ。……これからも続ける事になるんだから、さ……」
「んー、そうだなあ、痛いのは嫌だけど……あはは、誰かも言ってたけど、俺、和沙君に何かされるの、嫌いじゃないし……。今日の和沙君は変だよ、しおらしい。好きにすればいいんだ。俺は和沙君がどうしようと、君を受け入れる。それだけで充分だろ?」
「……」
和沙はしばらく納得がいかなかったが、やがて諦めて、「じゃあ、脱いで」と言った。
勇慈だけを裸にさせて。手首に手錠をつけてベッドに拘束する。「別にこんな事しなくたって、抵抗はしないんだけど」と困惑する勇慈に「大事なのはそこじゃないし」と告げ、再び馬乗りになる。はむ、と耳を噛んでやると、僅かに勇慈が震えるのが判った。
首筋に舌を這わせて、手では胸の飾りに触れる。最初こそ反応はしなかったが、摘まんだり押したりを繰り返していると、次第にそれが固くなり、くいくいと刺激するたびに、勇慈は声を殺して震えるようになった。「声、出せよ」と耳元で囁くと、勇慈の唇から熱い吐息が漏れる。
「か、和沙君、そこは、あんまり……」
「なんだ、あんたここでも感じるのかよ。本当にいやらしい奴だな」
片方の手でいじりながら、もう片方には舌を這わせる。時折ぎゅうと強く摘まんだり、軽く歯を立てたりする度に、勇慈はびくりと震えた。
「あ、う……っ」
「……先生、痛いのも好きなんじゃないの」
「いや、い、痛いのは、あんまり……っ、いっ、……あ、ぅ、う……」
ぎゅ、と飾りを押し潰してやると、勇慈は悲鳴のような声を上げて、逃げようとする。それを制してぐいぐいと捏ねくりながら、勇慈の脚の間を太股で擦ってやる。すぐに、固いモノが反応を返してきた。
「ほら、好きなんだ」
「ち、ちが……っ、ぁ、っ、か、和沙く、い、痛い、やめ……っ」
「そうだな、痛いだけじゃあな」
赤くなったそれを優しく舌で舐めてやる。「ひっ」と息を呑んだ勇慈の、腰が蠢くのが判る。和沙は思わず笑んで、胸の飾りを吸ってやりながら、太股を動かした。勇慈の雄は既に昂ぶっていて、擦る度に、彼は甲高い声を僅かに上げる。
「先生、これだけでイけるんじゃないの」
「や、や……」
「……俺がいいって言うまでイくなよ」
おもむろに手を伸ばし、勇慈自身に触れる。先走りが溢れて、くちゅりといやらしい音がした。先端をゆるく撫でてやると、勇慈の腰がかすかに揺れる。顔を見ると、どうやら堪えているらしく、眼を閉じて顔をベッドに押しつけていた。それが少々癪に障って、和沙は戸惑いもせず、勇慈の雄を口に含む。
「~~っ、か、和沙君! だ、ダメ……っ!」
ガチャガチャと音がして、どうやら勇慈が珍しく抵抗しているようだった。和沙は勇慈の太股を押さえつけて、その雄に舌を這わせる。独特の味がして、少々気が引けたが、それでも続ける。先端を舌で探り、胴を擦りあげてやると、勇慈が声を漏らす。敏感な場所を引っ掻き、吸ってやると、勇慈の腰が震え始めた。
「か、和沙く、も……っ、だ、ダメだから、あ、あ……っ!」
あと一歩というところだと感づいて、和沙は不意に雄から口を離す。絶頂を間近に愛撫を止められ、勇慈の身体が震えた。勇慈を眼が合う。羞恥からか、痛みからか、はたまた快楽と、それを止められてしまった事でか、涙で潤んでいた。それが妙に可愛いと感じて、和沙は勇慈に覆いかぶさる。
「いいって言うまでイくなって、言ったろ?」
「あ、あ……そ、そんな……」
震える身体は熱を持っていて、勇慈は身を捩る。和沙は意地悪な気持ちになって、彼の耳元に囁く。
「ほら、おねだりしてみろよ。入れてくださいって」
「……っ」
「ほら」
頬を撫でて促してやる。勇慈は顔を赤らめて、困惑していたが、やがてぎゅっと眼を閉じ、小さな声で言う。
「い、入れ……っ、……か、和沙君……っ」
「おねだりなんだから、ちゃんと言って」
「……っ、い、れて……くださ……っ」
「……泣くなよ」
勇慈の目尻から涙が零れた。苦笑してそれを拭ってやり、そっと頬に口づける。どうしようもなく可愛いと思う。本当は、最初の時からそうだった。途中までは憎い気持ちが全てだったのに、いつしかすり替わっていたのだ。この可愛い存在を、もっともっと泣かせてやりたいと、苛めてやりたいと、そう思った。
そろりと手を下へ伸ばす。オイルは用意していたので、それを指に絡ませて、勇慈の中に侵入する。油のせいか、指二本がすんなりと内部へと吸い込まれ、勇慈は「ひぅ」と身を震わせる。
「慣れて来たよな、まだ何回もやったわけじゃないのに」
「あ、ぁ、か、和沙く……っ、あ……」
「このへん……だったっけ? イイとこ」
「ぁ、あ……っあ! ゃ、やあ、あ、だ、ダメ、だって、そこ……っ」
内部のしこりを指でぐいぐい押してやると、勇慈は悲鳴を上げる。逃げようとする腰を押さえつけて、さらに深く抉ってやれば、ぐちゅりと水音が響いた。
「や、やぁ、あ、ひっ、ひぃい、あ!」
「三本目入ったよ」
「あ、いや、いや……っ、い、……っ、あ、和沙君、和沙君……」
「……そろそろいいかな」
助けを求めるように名を呼ばれて、和沙は指を引き抜く。圧迫感から解放されて、勇慈が力を抜いた隙に、そこへ押し入る。
「あ! ひっ、い、あ、ああ!」
「……っ、力抜けって……!」
流石に痛かったらしい。締め付けがきつく、和沙は眉を寄せながら、勇慈の前を扱いてやる。勇慈が「だ、だめだって……!」と首を振ったので、何かと思えば、どうやら絶頂が近いらしい。腰が震えていた。
「勝手にイくなよ?」
「あ、あ、む、無理、も……や、やぁ、あ!」
頭を振る勇慈を無視して、脚を抱え上げると、小刻みに腰を揺すってやる。同時に雄の先端を指で撫でると、勇慈の脚がガクガクと震えた。
「も、ダメ、だめ、も……っ、――っ!」
身を引きつらせて、勇慈が達する。どくどくと白濁した体液を吐き出すそれを、容赦なく扱き続け、腰を動かし続けると、勇慈が泣きだしそうな声で許しを請う。
「や、も、もういやだ、やだ、かずさく……」
「勝手にイくなっていったろうが」
「やだ、やだってば……っひ、あ、ぁ、やだ、やだぁ」
頭を振り続ける勇慈を抑え込み、激しく腰を打ちつけてやる。勇慈は涙を流しながら喘いで、ぎゅうぎゅうと絞めつけてくる。和沙は眉を寄せて「出すぞ、付き合え」と前を擦ってやる。きゅ、と中が締まって、和沙は一際奥まで突き上げると、精を放った。
「あ、っ、あ、あ……っ」
勇慈もぶるりと震えて、そして互いに弛緩する。勇慈の胸の上に頭を置いて、和沙は荒い息を吐く。勇慈を見ると、眼を閉じていた。そっと頬を撫でてやると、僅かにこちらを見てくる。髪の毛を撫でてやり、そのまま手錠を外してやると、勇慈の手がのろのろと和沙の背に回った。
「す、きだよ、かずさくん……」
掠れた声。胸から響く言葉に、和沙は僅かに眼を細めて、聞こえるか聞こえないかも判らないような小さな声で、俺も、と答えた。
ようやく居場所を、信じるべきものを見つけたのだ。
和沙は妙に温かい気持ちになって、勇慈の腕の中で眼を閉じた。
とても心地よい場所だった。
+
和沙と勇慈の関係は、そうは変わらなかった。
バレるわけにはいかない、と言う割に、勇慈は和沙と相変わらず食事をしたし、たまには和沙の家を訪れてそして散々に犯された。その度に勇慈は泣かされて、和沙は勇慈を痛めつけて、だのに二人して仲良くベッドで寝て。そんな奇妙な関係が、特に変化も無く続いた。
ただ根負けした和沙が、勇慈に言われるままクラスの行事に参加させられたり、クラスメイトと交流を持つ羽目になった。時々は水泳をしようと誘われた。いらない、と言っても、「もし船に乗ってる時に事故が起こって、しかも泳げなかったどうするの!」と良く判らない説得をされて、プールまで連行された。
普通救命ボートあるいは胴衣が有るだろうし、第一船の事故が有れば泳げようと泳げまいと死亡率は変わらないんじゃあ、と和沙は反論したが、「備え有れば憂いなしって言うだろ!」と押し切られて、水の中に入れられる。
まずは水に顔をつける練習から、バタ足などをさせられて、和沙は大変に恥ずかしい思いをし、そしてまた勇慈をこっ酷く傷めつけたりする。そんな日々が静かに過ぎていった。
ある日、国語準備室に向かうと、勇慈の姿は無く、代わりにソファに腰かけたドミニクが居た。和沙は眉を寄せたが、とりあえず「こんにちは」と挨拶をする。ドミニクのほうは「やあ」と片手を上げて笑った。
「みそのー、元気か?」
「……あの、みそのう、です。伸ばし棒じゃないです」
「ん? みそのー?」
「……いいです、もう」
どうやら上手く発音できないらしいし、出来ていない事が判っていないらしい。和沙はため息を吐いて、「先生は?」と尋ねる。
「勇慈なら他の先生と話しに行ったよ」
和沙は勇慈の事を呼び捨てにし、慣れ慣れしい態度で触っているドミニクの事が、あまり好きではない。ただでさえ、「近所の優しいお兄さん」という名の変態に狙われていたような天然だから、放っておいたら誰にでも寝とられそうな気がした。
勇慈は気付いていないが、山小屋に二人っきりで誘い出したのは、絶対に良からぬ理由が有るからだ。からくも性的虐待から逃れられた代償として、暗所恐怖症になってしまったのだろう。尤も、勇慈にはそれを告げたところで、「またまた」と笑われるだけだろうから言わない。それに、過ぎた事を言っても仕方ない。
「……みそのーは、最近、勇慈と仲がいいな」
「……そうですか?」
「みそのーの家に泊りに行ってるんだろ? 勇慈」
その言葉に和沙の表情が凍りつく。ドミニクの方はニコニコしたまま、「いいなぁ」と続ける。
「勇慈さえその気になるなら、俺も答えるつもりだったけど、ついになってくれなかったのになあ」
「……あんた、……何が言いたいんだよ」
睨みつけても、ドミニクは余裕の表情で「んー?」と首を傾げる。
「日本語は良く判らないから、上手く言えないけど」
「嘘吐け、信じられねえほど流暢じゃないか!」
「ま、落ち着け。別にどうしようってわけじゃない。ただこれからも、俺は俺なりに勇慈とスキンシップしていくから、そのつもりで……」
「冗談じゃない、付き合ってるの知ってんなら、もう手ぇ出すなよ!」
「寝とられるリスクが無いと、恋愛は質素なものになるぞ」
「余計な御世話だ!」
和沙は怒っているのに、ドミニクのほうは妙に余裕で、和沙は苛立った。勇慈に対する物とは全く違う感情で、和沙はとにかくドミニクの事を一発殴ってやりたくなった。恐らく自分の手が痛いだけだろうから、しなかったが。
と、準備室に勇慈が帰って来る。
「お待たせしました……あれ、和沙君。どうしたの、何か用?」
先にドミニクに挨拶したのが、ますます癪に障る。和沙は苛立ちと湧き上がって来た衝動のまま、ずかずかと勇慈に近寄り、シャツをむんずと引き掴む。「わ」と声を上げるのを無理やり引き寄せて、ぐいと唇に噛みついた。驚く勇慈の頭を引っ掴んで、重ねるだけのキスをして、手を離すと、勇慈が顔を赤くして和沙から離れる。
「か、和沙君、な、なに、突然、えっ、ど、ドミニクさんが見て……」
「……いかんなぁ、みそのー」
慌てる勇慈を尻目に、ドミニクは首を横に振って立ち上がり、勇慈に歩み寄る。そのまま勇慈の腰に手を回し、驚いている彼の顎に手を添えて、くいと上を向かせて、そっと唇を重ねた。勇慈も和沙も眼を見開いて、それ以上何も出来なかった。やがて和沙が「て、テメェ!」と声を上げると、ドミニクが勇慈から離れる。
「キスというのは、こうやるんだぞ、みそのー」
ドミニクはそう笑って、そのまま準備室から軽い足取りで出て行った。取り残された勇慈はぽかんとしていて、和沙は「おい」とその胸倉をまた掴んだ。
「え、あ、なに? 和沙君……」
顔が赤くなっている。先ほどのドミニクの優雅な動きを思い出して、和沙はますます苛々してきた。それが嫉妬と呼ばれる感情だと、和沙はまだ知らない。
「いいか! 必ず俺は、先生より背が高くなるからな!」
和沙がそう言うと、勇慈は僅かに笑って、その頭を撫でた。
「うん、それまで待ってるよ、和沙君」
なでなで、と頭を摩られて、和沙は憤慨し、そして墓穴を掘った勇慈は今日もまた、和沙に泣かされる事になったのだった。
何はともあれ、二人の日々は、静かに続いていった。
+++
何が書きたかったってツンデレ×デレデレ
勉強机に箪笥、ベッドが一つ。箪笥の上にCDコンポ。窓には白いカーテン。どちらかと言えば質素な部屋は、和沙の物だ。部屋を見まわしていた勇慈の腕を引っ張り、強引にベッドに連れ込む。仰向けに寝て、と指示して、勇慈がおずおず従った。その腰の上に、馬乗りになる。
和沙君、と名を呼ぶのを制するように、口付けた。最初は触れるだけ。驚いていた勇慈も、受け入れるように口を開き、舌を絡ませる。息苦しいのを我慢して、舌を動かす。キスをするのは勇慈が初めてだった。だから勝手が判らない。
と、勇慈がふいに、和沙の頬に手を添える。勇慈の舌が口内に入り込んできて、歯列をなぞられる。なんともいえずゾクゾクして、和沙は慌てて離れた。
「――っ、なんだよ、う、上手いんじゃないか……」
「一応、君よりは長生きしてるからね」
勇慈が笑って答える。コイツが仮に本気になったら、自分はどうなるんだろうと考えると少々怖かったが、それでも勇気を振り絞って、小さな声で言った。
「……先生」
「うん?」
「いつも、……俺が、酷い事してたから、……今日は、仕返ししても、いいんだぜ」
和沙の言葉に勇慈はきょとんとした顔をした。ややして意味を理解したのか、苦笑して和沙の頬を撫でてくる。
「あのね、和沙君。俺は合意の上で付き合っているわけだから、仕返しとかそういうのは有り得ないよ。それにね、君はまだ身体が小さいし、俺が好きにするにはちょっと可哀想だから、その提案は和沙君がもう少し大人になったら、聞いてあげる事にする」
「……んだよ、子供扱いしてるのか?」
「子供はこんな事しないさ」
笑みを浮かべる勇慈が癪で、泣かせてやりたいと心から思った。その事に気づいて、ばつが悪そうにつけ加える。
「……でも、先生だって、判ってるだろ。俺、変なんだ。いつもみたいに、酷い事するのが好きなんだ、たぶん。そしたら先生、また嫌な思いするだろ。それでいいのかよ。……これからも続ける事になるんだから、さ……」
「んー、そうだなあ、痛いのは嫌だけど……あはは、誰かも言ってたけど、俺、和沙君に何かされるの、嫌いじゃないし……。今日の和沙君は変だよ、しおらしい。好きにすればいいんだ。俺は和沙君がどうしようと、君を受け入れる。それだけで充分だろ?」
「……」
和沙はしばらく納得がいかなかったが、やがて諦めて、「じゃあ、脱いで」と言った。
勇慈だけを裸にさせて。手首に手錠をつけてベッドに拘束する。「別にこんな事しなくたって、抵抗はしないんだけど」と困惑する勇慈に「大事なのはそこじゃないし」と告げ、再び馬乗りになる。はむ、と耳を噛んでやると、僅かに勇慈が震えるのが判った。
首筋に舌を這わせて、手では胸の飾りに触れる。最初こそ反応はしなかったが、摘まんだり押したりを繰り返していると、次第にそれが固くなり、くいくいと刺激するたびに、勇慈は声を殺して震えるようになった。「声、出せよ」と耳元で囁くと、勇慈の唇から熱い吐息が漏れる。
「か、和沙君、そこは、あんまり……」
「なんだ、あんたここでも感じるのかよ。本当にいやらしい奴だな」
片方の手でいじりながら、もう片方には舌を這わせる。時折ぎゅうと強く摘まんだり、軽く歯を立てたりする度に、勇慈はびくりと震えた。
「あ、う……っ」
「……先生、痛いのも好きなんじゃないの」
「いや、い、痛いのは、あんまり……っ、いっ、……あ、ぅ、う……」
ぎゅ、と飾りを押し潰してやると、勇慈は悲鳴のような声を上げて、逃げようとする。それを制してぐいぐいと捏ねくりながら、勇慈の脚の間を太股で擦ってやる。すぐに、固いモノが反応を返してきた。
「ほら、好きなんだ」
「ち、ちが……っ、ぁ、っ、か、和沙く、い、痛い、やめ……っ」
「そうだな、痛いだけじゃあな」
赤くなったそれを優しく舌で舐めてやる。「ひっ」と息を呑んだ勇慈の、腰が蠢くのが判る。和沙は思わず笑んで、胸の飾りを吸ってやりながら、太股を動かした。勇慈の雄は既に昂ぶっていて、擦る度に、彼は甲高い声を僅かに上げる。
「先生、これだけでイけるんじゃないの」
「や、や……」
「……俺がいいって言うまでイくなよ」
おもむろに手を伸ばし、勇慈自身に触れる。先走りが溢れて、くちゅりといやらしい音がした。先端をゆるく撫でてやると、勇慈の腰がかすかに揺れる。顔を見ると、どうやら堪えているらしく、眼を閉じて顔をベッドに押しつけていた。それが少々癪に障って、和沙は戸惑いもせず、勇慈の雄を口に含む。
「~~っ、か、和沙君! だ、ダメ……っ!」
ガチャガチャと音がして、どうやら勇慈が珍しく抵抗しているようだった。和沙は勇慈の太股を押さえつけて、その雄に舌を這わせる。独特の味がして、少々気が引けたが、それでも続ける。先端を舌で探り、胴を擦りあげてやると、勇慈が声を漏らす。敏感な場所を引っ掻き、吸ってやると、勇慈の腰が震え始めた。
「か、和沙く、も……っ、だ、ダメだから、あ、あ……っ!」
あと一歩というところだと感づいて、和沙は不意に雄から口を離す。絶頂を間近に愛撫を止められ、勇慈の身体が震えた。勇慈を眼が合う。羞恥からか、痛みからか、はたまた快楽と、それを止められてしまった事でか、涙で潤んでいた。それが妙に可愛いと感じて、和沙は勇慈に覆いかぶさる。
「いいって言うまでイくなって、言ったろ?」
「あ、あ……そ、そんな……」
震える身体は熱を持っていて、勇慈は身を捩る。和沙は意地悪な気持ちになって、彼の耳元に囁く。
「ほら、おねだりしてみろよ。入れてくださいって」
「……っ」
「ほら」
頬を撫でて促してやる。勇慈は顔を赤らめて、困惑していたが、やがてぎゅっと眼を閉じ、小さな声で言う。
「い、入れ……っ、……か、和沙君……っ」
「おねだりなんだから、ちゃんと言って」
「……っ、い、れて……くださ……っ」
「……泣くなよ」
勇慈の目尻から涙が零れた。苦笑してそれを拭ってやり、そっと頬に口づける。どうしようもなく可愛いと思う。本当は、最初の時からそうだった。途中までは憎い気持ちが全てだったのに、いつしかすり替わっていたのだ。この可愛い存在を、もっともっと泣かせてやりたいと、苛めてやりたいと、そう思った。
そろりと手を下へ伸ばす。オイルは用意していたので、それを指に絡ませて、勇慈の中に侵入する。油のせいか、指二本がすんなりと内部へと吸い込まれ、勇慈は「ひぅ」と身を震わせる。
「慣れて来たよな、まだ何回もやったわけじゃないのに」
「あ、ぁ、か、和沙く……っ、あ……」
「このへん……だったっけ? イイとこ」
「ぁ、あ……っあ! ゃ、やあ、あ、だ、ダメ、だって、そこ……っ」
内部のしこりを指でぐいぐい押してやると、勇慈は悲鳴を上げる。逃げようとする腰を押さえつけて、さらに深く抉ってやれば、ぐちゅりと水音が響いた。
「や、やぁ、あ、ひっ、ひぃい、あ!」
「三本目入ったよ」
「あ、いや、いや……っ、い、……っ、あ、和沙君、和沙君……」
「……そろそろいいかな」
助けを求めるように名を呼ばれて、和沙は指を引き抜く。圧迫感から解放されて、勇慈が力を抜いた隙に、そこへ押し入る。
「あ! ひっ、い、あ、ああ!」
「……っ、力抜けって……!」
流石に痛かったらしい。締め付けがきつく、和沙は眉を寄せながら、勇慈の前を扱いてやる。勇慈が「だ、だめだって……!」と首を振ったので、何かと思えば、どうやら絶頂が近いらしい。腰が震えていた。
「勝手にイくなよ?」
「あ、あ、む、無理、も……や、やぁ、あ!」
頭を振る勇慈を無視して、脚を抱え上げると、小刻みに腰を揺すってやる。同時に雄の先端を指で撫でると、勇慈の脚がガクガクと震えた。
「も、ダメ、だめ、も……っ、――っ!」
身を引きつらせて、勇慈が達する。どくどくと白濁した体液を吐き出すそれを、容赦なく扱き続け、腰を動かし続けると、勇慈が泣きだしそうな声で許しを請う。
「や、も、もういやだ、やだ、かずさく……」
「勝手にイくなっていったろうが」
「やだ、やだってば……っひ、あ、ぁ、やだ、やだぁ」
頭を振り続ける勇慈を抑え込み、激しく腰を打ちつけてやる。勇慈は涙を流しながら喘いで、ぎゅうぎゅうと絞めつけてくる。和沙は眉を寄せて「出すぞ、付き合え」と前を擦ってやる。きゅ、と中が締まって、和沙は一際奥まで突き上げると、精を放った。
「あ、っ、あ、あ……っ」
勇慈もぶるりと震えて、そして互いに弛緩する。勇慈の胸の上に頭を置いて、和沙は荒い息を吐く。勇慈を見ると、眼を閉じていた。そっと頬を撫でてやると、僅かにこちらを見てくる。髪の毛を撫でてやり、そのまま手錠を外してやると、勇慈の手がのろのろと和沙の背に回った。
「す、きだよ、かずさくん……」
掠れた声。胸から響く言葉に、和沙は僅かに眼を細めて、聞こえるか聞こえないかも判らないような小さな声で、俺も、と答えた。
ようやく居場所を、信じるべきものを見つけたのだ。
和沙は妙に温かい気持ちになって、勇慈の腕の中で眼を閉じた。
とても心地よい場所だった。
+
和沙と勇慈の関係は、そうは変わらなかった。
バレるわけにはいかない、と言う割に、勇慈は和沙と相変わらず食事をしたし、たまには和沙の家を訪れてそして散々に犯された。その度に勇慈は泣かされて、和沙は勇慈を痛めつけて、だのに二人して仲良くベッドで寝て。そんな奇妙な関係が、特に変化も無く続いた。
ただ根負けした和沙が、勇慈に言われるままクラスの行事に参加させられたり、クラスメイトと交流を持つ羽目になった。時々は水泳をしようと誘われた。いらない、と言っても、「もし船に乗ってる時に事故が起こって、しかも泳げなかったどうするの!」と良く判らない説得をされて、プールまで連行された。
普通救命ボートあるいは胴衣が有るだろうし、第一船の事故が有れば泳げようと泳げまいと死亡率は変わらないんじゃあ、と和沙は反論したが、「備え有れば憂いなしって言うだろ!」と押し切られて、水の中に入れられる。
まずは水に顔をつける練習から、バタ足などをさせられて、和沙は大変に恥ずかしい思いをし、そしてまた勇慈をこっ酷く傷めつけたりする。そんな日々が静かに過ぎていった。
ある日、国語準備室に向かうと、勇慈の姿は無く、代わりにソファに腰かけたドミニクが居た。和沙は眉を寄せたが、とりあえず「こんにちは」と挨拶をする。ドミニクのほうは「やあ」と片手を上げて笑った。
「みそのー、元気か?」
「……あの、みそのう、です。伸ばし棒じゃないです」
「ん? みそのー?」
「……いいです、もう」
どうやら上手く発音できないらしいし、出来ていない事が判っていないらしい。和沙はため息を吐いて、「先生は?」と尋ねる。
「勇慈なら他の先生と話しに行ったよ」
和沙は勇慈の事を呼び捨てにし、慣れ慣れしい態度で触っているドミニクの事が、あまり好きではない。ただでさえ、「近所の優しいお兄さん」という名の変態に狙われていたような天然だから、放っておいたら誰にでも寝とられそうな気がした。
勇慈は気付いていないが、山小屋に二人っきりで誘い出したのは、絶対に良からぬ理由が有るからだ。からくも性的虐待から逃れられた代償として、暗所恐怖症になってしまったのだろう。尤も、勇慈にはそれを告げたところで、「またまた」と笑われるだけだろうから言わない。それに、過ぎた事を言っても仕方ない。
「……みそのーは、最近、勇慈と仲がいいな」
「……そうですか?」
「みそのーの家に泊りに行ってるんだろ? 勇慈」
その言葉に和沙の表情が凍りつく。ドミニクの方はニコニコしたまま、「いいなぁ」と続ける。
「勇慈さえその気になるなら、俺も答えるつもりだったけど、ついになってくれなかったのになあ」
「……あんた、……何が言いたいんだよ」
睨みつけても、ドミニクは余裕の表情で「んー?」と首を傾げる。
「日本語は良く判らないから、上手く言えないけど」
「嘘吐け、信じられねえほど流暢じゃないか!」
「ま、落ち着け。別にどうしようってわけじゃない。ただこれからも、俺は俺なりに勇慈とスキンシップしていくから、そのつもりで……」
「冗談じゃない、付き合ってるの知ってんなら、もう手ぇ出すなよ!」
「寝とられるリスクが無いと、恋愛は質素なものになるぞ」
「余計な御世話だ!」
和沙は怒っているのに、ドミニクのほうは妙に余裕で、和沙は苛立った。勇慈に対する物とは全く違う感情で、和沙はとにかくドミニクの事を一発殴ってやりたくなった。恐らく自分の手が痛いだけだろうから、しなかったが。
と、準備室に勇慈が帰って来る。
「お待たせしました……あれ、和沙君。どうしたの、何か用?」
先にドミニクに挨拶したのが、ますます癪に障る。和沙は苛立ちと湧き上がって来た衝動のまま、ずかずかと勇慈に近寄り、シャツをむんずと引き掴む。「わ」と声を上げるのを無理やり引き寄せて、ぐいと唇に噛みついた。驚く勇慈の頭を引っ掴んで、重ねるだけのキスをして、手を離すと、勇慈が顔を赤くして和沙から離れる。
「か、和沙君、な、なに、突然、えっ、ど、ドミニクさんが見て……」
「……いかんなぁ、みそのー」
慌てる勇慈を尻目に、ドミニクは首を横に振って立ち上がり、勇慈に歩み寄る。そのまま勇慈の腰に手を回し、驚いている彼の顎に手を添えて、くいと上を向かせて、そっと唇を重ねた。勇慈も和沙も眼を見開いて、それ以上何も出来なかった。やがて和沙が「て、テメェ!」と声を上げると、ドミニクが勇慈から離れる。
「キスというのは、こうやるんだぞ、みそのー」
ドミニクはそう笑って、そのまま準備室から軽い足取りで出て行った。取り残された勇慈はぽかんとしていて、和沙は「おい」とその胸倉をまた掴んだ。
「え、あ、なに? 和沙君……」
顔が赤くなっている。先ほどのドミニクの優雅な動きを思い出して、和沙はますます苛々してきた。それが嫉妬と呼ばれる感情だと、和沙はまだ知らない。
「いいか! 必ず俺は、先生より背が高くなるからな!」
和沙がそう言うと、勇慈は僅かに笑って、その頭を撫でた。
「うん、それまで待ってるよ、和沙君」
なでなで、と頭を摩られて、和沙は憤慨し、そして墓穴を掘った勇慈は今日もまた、和沙に泣かされる事になったのだった。
何はともあれ、二人の日々は、静かに続いていった。
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何が書きたかったってツンデレ×デレデレ
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浦崎谺叉琉と美流=イワフジがてんやわんや。
二人とも変態。永遠の中二病。
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