15日は……試験なんだぜ orz
一回ぐらいは行ってみたいなあ。
以下、いぬひざの2 一応性行為含む
一回ぐらいは行ってみたいなあ。
以下、いぬひざの2 一応性行為含む
腕に痛みを覚え、勇慈は呻き声をあげて眼を覚ました。何度か瞬きをして、見知らぬ天井を認識する。ここは何処だ、と身を捩ろうとして、ガツンと手首に衝撃が走った。慌てて手首を見ると、柱を挟んで両手首に手錠がかけてある。
「な、んだ、これ……」
わけが判らず、勇慈は仰向けのまま、何度かガチャガチャやる。手錠も柱もビクともしない。手首が痛むばかりだ。他に何か方法は無いか、と見て驚いた。ズボンを履いていない。Yシャツと下着だけを身に着けた状態で、両手首を頭の上で固定されている。これはマズイんじゃないか、と思うのだが、何故だか頭の芯に眠気が残って、まともに動く事も出来ない。意味も無く手錠をぐいぐい引っ張ったが、手首が赤くなっただけだ。勇慈は諦めて、辺りを見渡す。
和沙に通された客室だ。和沙の姿は無い。客間にはいつの間にか布団が敷いてあって、その上に寝かされている形だ。眠ってしまった自分を気遣ったのかな、と考えて、馬鹿らしさに自分で呆れた。なら何故手錠をかけるのか。
しばらくすると和沙がやって来た。彼は勇慈が目覚めた事に気付くと、部屋の中に入ってくる。
「か、和沙君、これはどういう……」
「……」
「和沙君」
声をかけても返事は無い。和沙は勇慈の言葉を無視して、床に何かを置いているようだ。
「和沙君、聞いてる? これ、これを外しなさい、事情は聞いてあげるから」
少し言葉を強めて言う。それでも和沙は反応しない。「和沙君!」と怒鳴ると、
「うるさい」
と和沙が睨む。その手には裁断バサミが握られていて、勇慈はぎょっとして黙った。凶器にはなり得る物だ。
「か、和沙く……」
「どういうつもりか? あんたの望みを叶えてやってるだけだ。俺はあんたと、クラスの連中とこれ以上の関係は持ちたくない。現状で満足だ。なのにあんたは高望みをしている。あんたはいくら言っても聞かない。だから実力行使に出た。あんたがやった事と同じだよ。言葉が通じないなら身体に言うしかない」
「プールの事は悪かったよ、だけど……」
「判らないかな」
和沙はどこからともなく手に取ったガムテープを引きながら、冷たく言った。
「もう二度とあんたが俺に過干渉しないように、俺なりの手を打とうとしてるんだ。あんたの意見は聞いてない。二度と俺に話しかけるな、って事なんだよ」
勇慈にも女性経験ぐらいは有る。豊富とは言い難いが、これまでに付き合ってきた女性達とは何度か身を重ねた。いずれもそう長く続かず、フラれてしまったが。行為自体は未経験というわけではない。ただ、男同士でした事は一度だって無い。そういう趣味の人間も居るとは知っていたが、まさか自分が巻き込まれるとは思ってもみなかった。
「うう、ぅ……」
口をテープで塞がれ、言葉と身体の自由を奪われた勇慈には、何故和沙がこんな事をしているのか、理解出来なかった。利き足である右足を曲げた状態で縛りあげられ、残された左足は意味も無くさまようばかりで何も出来ない。既にYシャツは和沙によってはだけられ、下着も脱がされてほぼ裸の状態にされていた。そして和沙は無言で勇慈のそれに触れている。
他人に触れられる事自体は初めてではない。ただ相手が男だ。イイ場所というのは知り尽くしている。扱かれ、的確にくすぐられてはたまったものではない。生徒の前で醜態を晒すまい、と歯を食いしばっても、どうにも腰の芯から頭にかけて快感が走リ、身体が痺れる。う、う、とテープの下から呻き声をあげ、止めろ、と首を振っても、和沙は冷たい目で勇慈を見下ろすだけだ。
「教え子にこんな事されて、感じて、恥ずかしくないの、先生」
冷たくそう言われ、羞恥心で頭が真っ白になる。和沙の愛撫によって勇慈はかなり追い詰められていた。絶頂を前に身体が震え始めている。それだけは、それだけは許してくれ、と頭を振るが、やはり和沙は知らぬふりだ。
「イけよ。一番みっともないところ、生徒に見られながらさ」
「――っ、ぅ、……っ!」
ぐりぐりと先端を指で刺激され、勇慈は堪えきれずに精を吐き出す。恥ずかしさのあまり、涙が滲んできた。和沙を見ると、彼は心底冷たい表情を浮かべている。
「ヘンタイ」
「ぅぅっ……」
「偉そうにどうこう言う資格なんて無いな。……あと、まだ終わってないから」
和沙は勇慈の脚の間に身体を割り入れ、腰を浮かせてくる。これ以上何をするというのか、全く理解出来ない勇慈は、ただ首を振る事しか出来なかった。
「嫌なのか? 俺を知りたかったんだろ? あんたをこうして痛めつけたかった、それでいいじゃないか。あんたの願いも叶って一石二鳥だ。……力、抜けよ」
用意していたらしい油を指に塗りつけると、勇慈の中に和沙の指が侵入してくる。いきなり二本も押し込まれて、異物感と痛みに勇慈は身を引きつらせた。
「ぅ、うう!」
「力抜けって言ってるだろ」
体内で指が蠢くのを感じて、勇慈はぎゅっと眼を閉じた。腹を内側から掻きまわされる異物感が不快で、脂汗が滲む。と、痛みが走って、口のテープが外された。ようやく口は自由になったが、もはや勇慈はどういう言葉を和沙にかければいいのか判らない。
「……っ、ぬ、抜け……っ」
「そのうちな」
命令しようとしても声がうまく出せない。和沙は何か探しでもするかのように、勇慈の中を指で引っ掻く。苦しさに呻きながらも耐えていると、和沙がぐいとある一カ所を押した。
「ひっ……っ、ぁ……?」
その途端、腰から甘い痺れが体中に走り、声が出た。勇慈は何が起こったのか判らず、狼狽して和沙を見る。彼は「ここか」と呟いて、またそこを引っ掻く。
「ひ、ぃっ……あ! や、やめ、そ、そこ……っだめだ……っ!」
指を動かされる度に、腰の奥から快感がせりあがってくる。声を抑える事もままならず、勇慈は身を捩って逃げようとするが、どうにもならない。むしろ指が思わぬ方向へ動いて、刺激が増すばかりで、勇慈は泣きそうになった。わけが判らない。自分はあんなところで感じているのか、と考えると、情けなさと恥ずかしさで死にたくなる。
「い……っ、いやだ、……こんな、こんなのは、お、おかし……っ」
「大丈夫だよ先生。男のココには性感帯が有るから、誰だってこうなる。先生がおかしいわけじゃない。ただ先生が特別感度が良いだけだ。初めてでこんなにして、いやらしい。聖職者が聞いて呆れる」
「……っ、か、かずさく……っ! ひぃいっ!」
和沙が押し込む指を増やす。圧迫感と、内部から湧き上がる快感に、勇慈はただただ頭を振った。痛みと、快楽とがないまぜになって、頭がおかしくなりそうだった。何故自分がこんな目に合っているのか、さっぱり判らない。その間にもぐいぐいと指を動かされて、ひっきりなしに喚声を上げるしかなかった。
「ぃ、あ、あ、あっ! ひっ、い、いやだ、和沙君、やめ、やめて、やめてくれ……っ、……っ、あ、……」
懇願を続けていると、ふいに指が引き抜かれた。全てから解放された事に、勇慈は安堵のため息を吐いて。
そして、そこに熱いものを宛がわれて、ひっ、と息を呑んだ。
「じょ、冗談だろ……」
「冗談でこんな事すると思うか?」
「い、いやだ、無理、無理だって、止めて、悪かった、悪かったから! 俺が、俺が悪かったから……っ!」
「口約束は信用しない事にしてるんで」
「かずさ……っ、う、うう、ぐ、っ!」
ぐい、と和沙自身が、勇慈の体内に押し入ってくる。圧倒的な異物感に、勇慈は顔を歪めた。あまりの苦痛に、上手く呼吸も出来ない。
「……っ、力、抜けって……っ!」
流石に和沙も辛そうな顔をして言う。が、勇慈はそんな余裕など無い。ただ首を振るばかりで、どうしようもない。和沙は「ほら」と勇慈自身を扱いてやる。直接的な刺激に勇慈の力が抜ける。それをうかがって、和沙は少しづつ勇慈との繋がりを深め、ついに全てを納めてしまった。
「あ、ぁ……」
「ほら、先生。生徒に犯されてるんだよ。判ってる?」
「……っ、いや、いやだ、いや……」
「しっかりしてくれよ先生。あんたが酷い目に合ってるって認識してくれなきゃ、話が進まないだろ」
和沙は勇慈に言ったが、勇慈のほうは体内を満たされている苦しさに、拒絶の言葉をうわごとのように繰り返すばかりだ。和沙は一度眉を寄せて、「まぁいいか」と呟く。
「後でも判るだろうしな。……動くぞ」
「い、いや、い、ひっ、い、あ、あぁ、あ!」
先ほど指で刺激された場所を擦られて、勇慈は悲鳴を上げる。より一層の快感が腰から湧き上がって、身体が一気に熱を取り戻す。自身も勢いを取り戻して、今まで経験した事の無いような快楽が全身を満たし、何も考えられなくなる。
「ひぁあ、あ、ア! い、いや、やぁあっ、ひ、っ、あ、だ、だめ、ダメだ、だめ……っ」
「ダメじゃないだろ、イイんだろ。認めたら楽になる」
「ちが、ちがうぅう……っ、ひ、っ、あ、あ、も、も……っ和沙君、かずさくん……っ!」
和沙の動きが激しくなる。勇慈はただ和沙の名前を呼んで、そして一際強く突き上げられ、前を扱かれて、頭が真っ白になってしまった。
気が付くと手錠は外されていた。勇慈はのろりと起き上がって、そして腰の痛みに顔を顰める。顔を上げると和沙が立っていて、服を投げつけられた。
「和沙君」
「着替えたらさっさと出て行け」
「和沙君、俺はまだ……」
「いいか、先生」
和沙は冷たい眼で勇慈を見下ろしながら言う。
「俺は単なる気まぐれで男とこんな事はしない。今日起こった事には、それなりの証拠が残ってると思え。そしてそれを公にされたくなかったら、もう二度と俺に構うな」
「和沙君……」
「学校には行ってやる。だからこれ以上、俺に関わるな。俺は今の状況に満足してる。いいな。服を着たら、さっさと帰れ」
「……」
勇慈は何か言おうと思うのに、言葉が作れない。和沙はそれきり部屋を出て行って、一人勇慈は取り残された。節々が痛む。手首には赤い跡が残っていた。身体をさすりつつ、服を着替える。部屋を出て見渡しても、和沙の姿は無い。今日はこれ以上話そうとしても無駄だろう、と判断し、「お邪魔しました」と小さく呟いて、家を出る。
それなりの証拠、というのは、写真だろうか、動画だろうか。いずれにしろ、気絶している間に何かされているかもしれない。きっと流出出来るようなものなのだろう。それをネタに脅しているのだ。もう二度と、自分と関わるなと。
そうまでして、なんで一人で居たいんだ。
勇慈には、判らなかった。
+++
さいきんのこうこうせいはおとなだなぁ
「な、んだ、これ……」
わけが判らず、勇慈は仰向けのまま、何度かガチャガチャやる。手錠も柱もビクともしない。手首が痛むばかりだ。他に何か方法は無いか、と見て驚いた。ズボンを履いていない。Yシャツと下着だけを身に着けた状態で、両手首を頭の上で固定されている。これはマズイんじゃないか、と思うのだが、何故だか頭の芯に眠気が残って、まともに動く事も出来ない。意味も無く手錠をぐいぐい引っ張ったが、手首が赤くなっただけだ。勇慈は諦めて、辺りを見渡す。
和沙に通された客室だ。和沙の姿は無い。客間にはいつの間にか布団が敷いてあって、その上に寝かされている形だ。眠ってしまった自分を気遣ったのかな、と考えて、馬鹿らしさに自分で呆れた。なら何故手錠をかけるのか。
しばらくすると和沙がやって来た。彼は勇慈が目覚めた事に気付くと、部屋の中に入ってくる。
「か、和沙君、これはどういう……」
「……」
「和沙君」
声をかけても返事は無い。和沙は勇慈の言葉を無視して、床に何かを置いているようだ。
「和沙君、聞いてる? これ、これを外しなさい、事情は聞いてあげるから」
少し言葉を強めて言う。それでも和沙は反応しない。「和沙君!」と怒鳴ると、
「うるさい」
と和沙が睨む。その手には裁断バサミが握られていて、勇慈はぎょっとして黙った。凶器にはなり得る物だ。
「か、和沙く……」
「どういうつもりか? あんたの望みを叶えてやってるだけだ。俺はあんたと、クラスの連中とこれ以上の関係は持ちたくない。現状で満足だ。なのにあんたは高望みをしている。あんたはいくら言っても聞かない。だから実力行使に出た。あんたがやった事と同じだよ。言葉が通じないなら身体に言うしかない」
「プールの事は悪かったよ、だけど……」
「判らないかな」
和沙はどこからともなく手に取ったガムテープを引きながら、冷たく言った。
「もう二度とあんたが俺に過干渉しないように、俺なりの手を打とうとしてるんだ。あんたの意見は聞いてない。二度と俺に話しかけるな、って事なんだよ」
勇慈にも女性経験ぐらいは有る。豊富とは言い難いが、これまでに付き合ってきた女性達とは何度か身を重ねた。いずれもそう長く続かず、フラれてしまったが。行為自体は未経験というわけではない。ただ、男同士でした事は一度だって無い。そういう趣味の人間も居るとは知っていたが、まさか自分が巻き込まれるとは思ってもみなかった。
「うう、ぅ……」
口をテープで塞がれ、言葉と身体の自由を奪われた勇慈には、何故和沙がこんな事をしているのか、理解出来なかった。利き足である右足を曲げた状態で縛りあげられ、残された左足は意味も無くさまようばかりで何も出来ない。既にYシャツは和沙によってはだけられ、下着も脱がされてほぼ裸の状態にされていた。そして和沙は無言で勇慈のそれに触れている。
他人に触れられる事自体は初めてではない。ただ相手が男だ。イイ場所というのは知り尽くしている。扱かれ、的確にくすぐられてはたまったものではない。生徒の前で醜態を晒すまい、と歯を食いしばっても、どうにも腰の芯から頭にかけて快感が走リ、身体が痺れる。う、う、とテープの下から呻き声をあげ、止めろ、と首を振っても、和沙は冷たい目で勇慈を見下ろすだけだ。
「教え子にこんな事されて、感じて、恥ずかしくないの、先生」
冷たくそう言われ、羞恥心で頭が真っ白になる。和沙の愛撫によって勇慈はかなり追い詰められていた。絶頂を前に身体が震え始めている。それだけは、それだけは許してくれ、と頭を振るが、やはり和沙は知らぬふりだ。
「イけよ。一番みっともないところ、生徒に見られながらさ」
「――っ、ぅ、……っ!」
ぐりぐりと先端を指で刺激され、勇慈は堪えきれずに精を吐き出す。恥ずかしさのあまり、涙が滲んできた。和沙を見ると、彼は心底冷たい表情を浮かべている。
「ヘンタイ」
「ぅぅっ……」
「偉そうにどうこう言う資格なんて無いな。……あと、まだ終わってないから」
和沙は勇慈の脚の間に身体を割り入れ、腰を浮かせてくる。これ以上何をするというのか、全く理解出来ない勇慈は、ただ首を振る事しか出来なかった。
「嫌なのか? 俺を知りたかったんだろ? あんたをこうして痛めつけたかった、それでいいじゃないか。あんたの願いも叶って一石二鳥だ。……力、抜けよ」
用意していたらしい油を指に塗りつけると、勇慈の中に和沙の指が侵入してくる。いきなり二本も押し込まれて、異物感と痛みに勇慈は身を引きつらせた。
「ぅ、うう!」
「力抜けって言ってるだろ」
体内で指が蠢くのを感じて、勇慈はぎゅっと眼を閉じた。腹を内側から掻きまわされる異物感が不快で、脂汗が滲む。と、痛みが走って、口のテープが外された。ようやく口は自由になったが、もはや勇慈はどういう言葉を和沙にかければいいのか判らない。
「……っ、ぬ、抜け……っ」
「そのうちな」
命令しようとしても声がうまく出せない。和沙は何か探しでもするかのように、勇慈の中を指で引っ掻く。苦しさに呻きながらも耐えていると、和沙がぐいとある一カ所を押した。
「ひっ……っ、ぁ……?」
その途端、腰から甘い痺れが体中に走り、声が出た。勇慈は何が起こったのか判らず、狼狽して和沙を見る。彼は「ここか」と呟いて、またそこを引っ掻く。
「ひ、ぃっ……あ! や、やめ、そ、そこ……っだめだ……っ!」
指を動かされる度に、腰の奥から快感がせりあがってくる。声を抑える事もままならず、勇慈は身を捩って逃げようとするが、どうにもならない。むしろ指が思わぬ方向へ動いて、刺激が増すばかりで、勇慈は泣きそうになった。わけが判らない。自分はあんなところで感じているのか、と考えると、情けなさと恥ずかしさで死にたくなる。
「い……っ、いやだ、……こんな、こんなのは、お、おかし……っ」
「大丈夫だよ先生。男のココには性感帯が有るから、誰だってこうなる。先生がおかしいわけじゃない。ただ先生が特別感度が良いだけだ。初めてでこんなにして、いやらしい。聖職者が聞いて呆れる」
「……っ、か、かずさく……っ! ひぃいっ!」
和沙が押し込む指を増やす。圧迫感と、内部から湧き上がる快感に、勇慈はただただ頭を振った。痛みと、快楽とがないまぜになって、頭がおかしくなりそうだった。何故自分がこんな目に合っているのか、さっぱり判らない。その間にもぐいぐいと指を動かされて、ひっきりなしに喚声を上げるしかなかった。
「ぃ、あ、あ、あっ! ひっ、い、いやだ、和沙君、やめ、やめて、やめてくれ……っ、……っ、あ、……」
懇願を続けていると、ふいに指が引き抜かれた。全てから解放された事に、勇慈は安堵のため息を吐いて。
そして、そこに熱いものを宛がわれて、ひっ、と息を呑んだ。
「じょ、冗談だろ……」
「冗談でこんな事すると思うか?」
「い、いやだ、無理、無理だって、止めて、悪かった、悪かったから! 俺が、俺が悪かったから……っ!」
「口約束は信用しない事にしてるんで」
「かずさ……っ、う、うう、ぐ、っ!」
ぐい、と和沙自身が、勇慈の体内に押し入ってくる。圧倒的な異物感に、勇慈は顔を歪めた。あまりの苦痛に、上手く呼吸も出来ない。
「……っ、力、抜けって……っ!」
流石に和沙も辛そうな顔をして言う。が、勇慈はそんな余裕など無い。ただ首を振るばかりで、どうしようもない。和沙は「ほら」と勇慈自身を扱いてやる。直接的な刺激に勇慈の力が抜ける。それをうかがって、和沙は少しづつ勇慈との繋がりを深め、ついに全てを納めてしまった。
「あ、ぁ……」
「ほら、先生。生徒に犯されてるんだよ。判ってる?」
「……っ、いや、いやだ、いや……」
「しっかりしてくれよ先生。あんたが酷い目に合ってるって認識してくれなきゃ、話が進まないだろ」
和沙は勇慈に言ったが、勇慈のほうは体内を満たされている苦しさに、拒絶の言葉をうわごとのように繰り返すばかりだ。和沙は一度眉を寄せて、「まぁいいか」と呟く。
「後でも判るだろうしな。……動くぞ」
「い、いや、い、ひっ、い、あ、あぁ、あ!」
先ほど指で刺激された場所を擦られて、勇慈は悲鳴を上げる。より一層の快感が腰から湧き上がって、身体が一気に熱を取り戻す。自身も勢いを取り戻して、今まで経験した事の無いような快楽が全身を満たし、何も考えられなくなる。
「ひぁあ、あ、ア! い、いや、やぁあっ、ひ、っ、あ、だ、だめ、ダメだ、だめ……っ」
「ダメじゃないだろ、イイんだろ。認めたら楽になる」
「ちが、ちがうぅう……っ、ひ、っ、あ、あ、も、も……っ和沙君、かずさくん……っ!」
和沙の動きが激しくなる。勇慈はただ和沙の名前を呼んで、そして一際強く突き上げられ、前を扱かれて、頭が真っ白になってしまった。
気が付くと手錠は外されていた。勇慈はのろりと起き上がって、そして腰の痛みに顔を顰める。顔を上げると和沙が立っていて、服を投げつけられた。
「和沙君」
「着替えたらさっさと出て行け」
「和沙君、俺はまだ……」
「いいか、先生」
和沙は冷たい眼で勇慈を見下ろしながら言う。
「俺は単なる気まぐれで男とこんな事はしない。今日起こった事には、それなりの証拠が残ってると思え。そしてそれを公にされたくなかったら、もう二度と俺に構うな」
「和沙君……」
「学校には行ってやる。だからこれ以上、俺に関わるな。俺は今の状況に満足してる。いいな。服を着たら、さっさと帰れ」
「……」
勇慈は何か言おうと思うのに、言葉が作れない。和沙はそれきり部屋を出て行って、一人勇慈は取り残された。節々が痛む。手首には赤い跡が残っていた。身体をさすりつつ、服を着替える。部屋を出て見渡しても、和沙の姿は無い。今日はこれ以上話そうとしても無駄だろう、と判断し、「お邪魔しました」と小さく呟いて、家を出る。
それなりの証拠、というのは、写真だろうか、動画だろうか。いずれにしろ、気絶している間に何かされているかもしれない。きっと流出出来るようなものなのだろう。それをネタに脅しているのだ。もう二度と、自分と関わるなと。
そうまでして、なんで一人で居たいんだ。
勇慈には、判らなかった。
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