筆が遠のいてて申し訳ない
15日の試験が終わったら色んな意味で解放されると思うので
通ろうが通るまいが、一つの区切りはつくわけで
次のチャンスは2月、6月なんだぜ……
更新無くて申し訳無いので、
ずっと前の殺人事件ものの3話です
早くダンディけんにょ様を出したいです
15日の試験が終わったら色んな意味で解放されると思うので
通ろうが通るまいが、一つの区切りはつくわけで
次のチャンスは2月、6月なんだぜ……
更新無くて申し訳無いので、
ずっと前の殺人事件ものの3話です
早くダンディけんにょ様を出したいです
「よう」
戸を開けた元就は、元親の姿に少し安心したようだ。元就の中で、自分は敵として認識されていないようだ、と元親は微笑んだ。年下の人間に慕われるのは好きだ。いつもそうして暮らしているようなものだった。
その割に、自分は年上の人間には愛されなかった。
「少し、話せるか? ……あぁこれは土産だ。例によって今日もオフだから、心配するな。……お兄さんに、線香をあげていいか?」
たたみかけても、元就はぼんやりと頷くだけですんなりと元親を中に招いた。信用されているのだ、と思う。周りの誰もが敵だったろうから、無理も無い。その気持ちは判った。強盗犯だと疑われた時、自分が(信じていたわけではなかった)お館様に心底感謝したように。
遺影とまだ飾られている遺骨の前に、線香を立てる。相変わらず手入れはされていなかった。元親は特に何も言わずに拝み、元就の所へ向かう。客間には元親が持って来た洋菓子と、コーヒーが用意されていた。
「あんたへの容疑は晴れた」
挨拶もそこそこに、元親は本題を切り出す。
「第三者が関わっているって証拠も目撃証言も出た。あんたは晴れて犯罪被害者として認められる事になる。今まで、悪い事をしたと思う」
「……構わぬ。そちらとて、それが仕事だろうから……容疑が晴れて良かった。これで、本格的に犯人探しが始まるのだろうな……」
元就は相変わらず、妙に無気力だ。張り込んでいた捜査員曰く、あれ以来大学も休んでいるそうだ。兄弟共倒れにはなるなよ、と元親は心の中で切に願った。
「……ところであんた、俺に嘘を吐いたよな。いや、嘘のつもりじゃなかったのかもしれねぇが……」
「……?」
「あんた、殺そうと思った事が有るって。でもあんたが殺そうとしたのは、お兄さんのほうじゃなかった。そうだろ?」
「……」
元親が元就の左手を見る。元就もそれを追って、それから自分の左手首を隠した。看護師は不自然な傷跡を見ている。恐らく、元就が殺そうとしたのは、興元ではない。元就自身だ。
「それにあんた、まだ眼が慣れてないのに、倒れてるお兄さんを見つけて、すぐに駆け寄ったんだろ? 体に触れて、それで思わず、凶器を引き抜いちまうぐらいに、心配したんだろ? ならそれがあんたの本心なんだよ。その後の色んな感情は確かに有ったろうけど、あんたの中ではやっぱり、お兄さんは大切な存在だった。……それでいいじゃねぇか。あんまり自分を責めんなよ」
「……そう、だな……」
元就の返事は気の無いものだった。まだ言葉が届きにくいのだ。元就は自分を守るためにも、全ての感覚を閉ざしている。それでもいい、と元親は思う。届きにくいだけで、届かないわけではない。現に、自分を迎え入れてくれた。元就はまだ、その一線を越えていないのだ。越えていないのなら、いずれ戻って来れる。それを元親は知っている。
「……なあ、お兄さんはどんな人だったんだ? あんたの知っている……一番好きなお兄さんは」
元親の問いに、元就はしばらく黙ってから、ゆっくりを口を開いた。
「父は、それなりに厳しい方で、……母が居ないから、他の家庭よりは優しかったと思うが、それでも、叱る時は叱るし、……それに、人らしい人で、我がわけも判らず、母が居ない事を何故だと問いただしたものだから、ついに激しく怒らせてしまって、……今なら父の気持ちも判らないでもないが、その時はただただ理不尽な気持ちでいっぱいでな。泣いておると、兄が、我の手を引いて、家から連れだした」
元就は少しだけ笑みを浮かべて、ゆっくりと続ける。
「兄に手を引かれて、電車に乗った。子供では、ましてあの頃の小遣いでは大変だったろうに、兄は我を連れて、近くの海に向かった」
「海に?」
「そう。春先の事で、少し肌寒かった。けれど波も空もひたすらに穏やかで、滑らかで、静かで、柔らかで……遠くに桜が見えて、小さな我を連れて兄は、海岸に座って長い間話してくれた。大半は忘れたが、母は海になったのだと言っていた。生き物は死ぬ。死んでも形や色を変えて水になって、やがて海を満たすのだと。海は雲を作って雨になり、水になって我らに注ぐと。だから母は形を変えただけで、いつでも側に居ると。いつでも、我らをあらゆる形で愛しているのだと。……幼い我には、少し難しい話だったが、それでも兄が我を励まそうと、ましてや自分を元気づけようとしているのは判ったから、もう泣くまいと思った。……優しい兄だった。優しくて、優しくて、……我の誇りだ。………………」
それきり元就は黙ってしまった。元親は僅かに笑んで、ただ、頷いた。
看護師の前田まつから連絡が入った。曰く、大事な事を忘れていたという。
元就が入院した直後、興元の様子に暴力を疑った旨を、甥である前田慶次なるカウンセラーに話していたのだ。慶次はそれを受けて、興元に接触していたという。その後どうなったのかは、まつも知らないそうだ。
元親は幸村を連れて、慶次に会いに行った。
慶次は街中のビルの隙間にひっそりと店を構えていた。小さな待合室は小奇麗で、やたらに植物や、風景画が飾って有った。事前に連絡をしていたから、慶次はすぐに出て来た。
「興元さんでしょ? 彼、けっこう頑張ってたと思うけどなあ。また何かしちゃったの?」
慶次の口ぶりはまるで何も知らないようで、元親と幸村は顔を見合わせて、それから事情を説明した。興元が何者かに刺殺された、という事実を告げると、慶次は驚いた顔をする。
「興元さんが殺された? 弟さんにじゃなくて? いやー、驚いたなあ。優しいいい人なのに」
「知らなかったのですか?」
「いやー、テレビとかあんまり見ないし。そっかぁ、死んじゃったのか。残念だなあ」
慶次があんまり呑気にそう言うものだから、幸村は怪訝な顔をした。それに気づいたらしく、慶次は「ああ」と笑った。
「カウンセラーが不謹慎かな。でもさ、カウンセリングなんてね、相手に感情移入してたら出来ないよ。俺もあっちの世界に巻き添え食って落ちちゃうだけ。優しい言葉と冷めた心っていうバランスが肝心なんだ。それにこう言っちゃあなんだけど、商売柄、いつだって、すぐにでも死にそうな人ばっかり相手してるもんだから、意外な事じゃなくてね。でも悲しいよ、患者が死ぬのは。うん」
少しも悲しそうには聞こえなかったが、元親は気にしない事にした。お互い仕事をしているのだから。
「興元さんはどんな患者で?」
「患者って言うよりは、うーん、単に懺悔にしてたかな。彼にとっちゃあ、俺は牧師か何かだったんだろうね」
「懺悔?」
慶次は祈りを捧げるように手を合わせて言う。
「俺が弱いから弟を壊した、弟を守らなくちゃいけない、今からでもやり直せるだろうか、弟を本当に愛しているんだ、暴力なんてもう振るいたくない、……強くならなくちゃいけない。そんな感じ。毎日のようにね、懺悔するんだ。そして毎日、俺に愚痴るだけ愚痴って、笑顔で帰って行くわけ。俺は壺だったんだね。王様の耳はロバの耳、って奴」
「それで、興元さんは救われた?」
「そうなんじゃないかなあ。日増しに笑顔が明るくなってね。自分の誓いを破った人間は笑えないから、ますます深く悔いるもんだけど、彼の場合、少しづつ柔らかくなっていってね。今日も我慢出来た、今日も我慢出来たってね、嬉しそうに報告するから、俺も子供を褒めるみたいにさ、良くできたねって繰り返すだけだったけど」
「我慢出来た?」
「弟さんに暴力振るうの、我慢してたみたい」
また元親と幸村は顔を見合わせた。
「ですが、現状の元就殿は、大怪我をしています。その後、誓いは破られたのではないですか?」
「まさか。そうなら相当の演技派だけど。俺の前に来た興元さんはついに誓いを破らなかったよ。最初こそ、暴力を振るわないのに自分を信じてない弟にいら立つとか言ってたけど、結局一度も手は上げなかったと思うよ。弟さんが怪我をしているんなら、それは良く似た別の件なんじゃないのかなあ?」
「良く似た、別の件?」
元親はそこでふと元就の証言を思い出す。そう言えば、元就は兄のせいで怪我をしたとは一言も言わなかった。家庭内暴力を受けていた、という先入観が、元就の怪我の原因を推測させ、そしてそれが理由で殺したのだと判断してしまったが。肝心の「あの怪我が誰にいつどのように与えられたものなのか」について警察はおろか、誰も知らない。
「……ああ、そうだ。興元さんが死んじゃったなら、あれは弟さんに渡さなきゃあいけないだろうなあ」
「あれ?」
慶次は何かを思い出したように診察室へ入って行く。元親と幸村も後を追うと、診察室の隅に大きな箱が置いてあるのを見つけた。包装紙でラッピングしてあるところをみると、プレゼントか何かのようだ。
「これ、預かってたんだよね。家に置いてるとバレるから、誕生日までって」
「誕生日? ……中身、見せてもらってもいいか?」
「いいよ、俺の物じゃあないし。ついでに俺は知らないから、届けるべき場所に届けておいてくれないかな」
慶次の了承を得て、元親はその包みを丁寧に開いた。
+++
カウンセラーは他人に感情移入が出来ない
心の冷たい人が成らないといけないと聞いたので。
あんたに向いてるよと言われましたが、褒められた気がしません
戸を開けた元就は、元親の姿に少し安心したようだ。元就の中で、自分は敵として認識されていないようだ、と元親は微笑んだ。年下の人間に慕われるのは好きだ。いつもそうして暮らしているようなものだった。
その割に、自分は年上の人間には愛されなかった。
「少し、話せるか? ……あぁこれは土産だ。例によって今日もオフだから、心配するな。……お兄さんに、線香をあげていいか?」
たたみかけても、元就はぼんやりと頷くだけですんなりと元親を中に招いた。信用されているのだ、と思う。周りの誰もが敵だったろうから、無理も無い。その気持ちは判った。強盗犯だと疑われた時、自分が(信じていたわけではなかった)お館様に心底感謝したように。
遺影とまだ飾られている遺骨の前に、線香を立てる。相変わらず手入れはされていなかった。元親は特に何も言わずに拝み、元就の所へ向かう。客間には元親が持って来た洋菓子と、コーヒーが用意されていた。
「あんたへの容疑は晴れた」
挨拶もそこそこに、元親は本題を切り出す。
「第三者が関わっているって証拠も目撃証言も出た。あんたは晴れて犯罪被害者として認められる事になる。今まで、悪い事をしたと思う」
「……構わぬ。そちらとて、それが仕事だろうから……容疑が晴れて良かった。これで、本格的に犯人探しが始まるのだろうな……」
元就は相変わらず、妙に無気力だ。張り込んでいた捜査員曰く、あれ以来大学も休んでいるそうだ。兄弟共倒れにはなるなよ、と元親は心の中で切に願った。
「……ところであんた、俺に嘘を吐いたよな。いや、嘘のつもりじゃなかったのかもしれねぇが……」
「……?」
「あんた、殺そうと思った事が有るって。でもあんたが殺そうとしたのは、お兄さんのほうじゃなかった。そうだろ?」
「……」
元親が元就の左手を見る。元就もそれを追って、それから自分の左手首を隠した。看護師は不自然な傷跡を見ている。恐らく、元就が殺そうとしたのは、興元ではない。元就自身だ。
「それにあんた、まだ眼が慣れてないのに、倒れてるお兄さんを見つけて、すぐに駆け寄ったんだろ? 体に触れて、それで思わず、凶器を引き抜いちまうぐらいに、心配したんだろ? ならそれがあんたの本心なんだよ。その後の色んな感情は確かに有ったろうけど、あんたの中ではやっぱり、お兄さんは大切な存在だった。……それでいいじゃねぇか。あんまり自分を責めんなよ」
「……そう、だな……」
元就の返事は気の無いものだった。まだ言葉が届きにくいのだ。元就は自分を守るためにも、全ての感覚を閉ざしている。それでもいい、と元親は思う。届きにくいだけで、届かないわけではない。現に、自分を迎え入れてくれた。元就はまだ、その一線を越えていないのだ。越えていないのなら、いずれ戻って来れる。それを元親は知っている。
「……なあ、お兄さんはどんな人だったんだ? あんたの知っている……一番好きなお兄さんは」
元親の問いに、元就はしばらく黙ってから、ゆっくりを口を開いた。
「父は、それなりに厳しい方で、……母が居ないから、他の家庭よりは優しかったと思うが、それでも、叱る時は叱るし、……それに、人らしい人で、我がわけも判らず、母が居ない事を何故だと問いただしたものだから、ついに激しく怒らせてしまって、……今なら父の気持ちも判らないでもないが、その時はただただ理不尽な気持ちでいっぱいでな。泣いておると、兄が、我の手を引いて、家から連れだした」
元就は少しだけ笑みを浮かべて、ゆっくりと続ける。
「兄に手を引かれて、電車に乗った。子供では、ましてあの頃の小遣いでは大変だったろうに、兄は我を連れて、近くの海に向かった」
「海に?」
「そう。春先の事で、少し肌寒かった。けれど波も空もひたすらに穏やかで、滑らかで、静かで、柔らかで……遠くに桜が見えて、小さな我を連れて兄は、海岸に座って長い間話してくれた。大半は忘れたが、母は海になったのだと言っていた。生き物は死ぬ。死んでも形や色を変えて水になって、やがて海を満たすのだと。海は雲を作って雨になり、水になって我らに注ぐと。だから母は形を変えただけで、いつでも側に居ると。いつでも、我らをあらゆる形で愛しているのだと。……幼い我には、少し難しい話だったが、それでも兄が我を励まそうと、ましてや自分を元気づけようとしているのは判ったから、もう泣くまいと思った。……優しい兄だった。優しくて、優しくて、……我の誇りだ。………………」
それきり元就は黙ってしまった。元親は僅かに笑んで、ただ、頷いた。
看護師の前田まつから連絡が入った。曰く、大事な事を忘れていたという。
元就が入院した直後、興元の様子に暴力を疑った旨を、甥である前田慶次なるカウンセラーに話していたのだ。慶次はそれを受けて、興元に接触していたという。その後どうなったのかは、まつも知らないそうだ。
元親は幸村を連れて、慶次に会いに行った。
慶次は街中のビルの隙間にひっそりと店を構えていた。小さな待合室は小奇麗で、やたらに植物や、風景画が飾って有った。事前に連絡をしていたから、慶次はすぐに出て来た。
「興元さんでしょ? 彼、けっこう頑張ってたと思うけどなあ。また何かしちゃったの?」
慶次の口ぶりはまるで何も知らないようで、元親と幸村は顔を見合わせて、それから事情を説明した。興元が何者かに刺殺された、という事実を告げると、慶次は驚いた顔をする。
「興元さんが殺された? 弟さんにじゃなくて? いやー、驚いたなあ。優しいいい人なのに」
「知らなかったのですか?」
「いやー、テレビとかあんまり見ないし。そっかぁ、死んじゃったのか。残念だなあ」
慶次があんまり呑気にそう言うものだから、幸村は怪訝な顔をした。それに気づいたらしく、慶次は「ああ」と笑った。
「カウンセラーが不謹慎かな。でもさ、カウンセリングなんてね、相手に感情移入してたら出来ないよ。俺もあっちの世界に巻き添え食って落ちちゃうだけ。優しい言葉と冷めた心っていうバランスが肝心なんだ。それにこう言っちゃあなんだけど、商売柄、いつだって、すぐにでも死にそうな人ばっかり相手してるもんだから、意外な事じゃなくてね。でも悲しいよ、患者が死ぬのは。うん」
少しも悲しそうには聞こえなかったが、元親は気にしない事にした。お互い仕事をしているのだから。
「興元さんはどんな患者で?」
「患者って言うよりは、うーん、単に懺悔にしてたかな。彼にとっちゃあ、俺は牧師か何かだったんだろうね」
「懺悔?」
慶次は祈りを捧げるように手を合わせて言う。
「俺が弱いから弟を壊した、弟を守らなくちゃいけない、今からでもやり直せるだろうか、弟を本当に愛しているんだ、暴力なんてもう振るいたくない、……強くならなくちゃいけない。そんな感じ。毎日のようにね、懺悔するんだ。そして毎日、俺に愚痴るだけ愚痴って、笑顔で帰って行くわけ。俺は壺だったんだね。王様の耳はロバの耳、って奴」
「それで、興元さんは救われた?」
「そうなんじゃないかなあ。日増しに笑顔が明るくなってね。自分の誓いを破った人間は笑えないから、ますます深く悔いるもんだけど、彼の場合、少しづつ柔らかくなっていってね。今日も我慢出来た、今日も我慢出来たってね、嬉しそうに報告するから、俺も子供を褒めるみたいにさ、良くできたねって繰り返すだけだったけど」
「我慢出来た?」
「弟さんに暴力振るうの、我慢してたみたい」
また元親と幸村は顔を見合わせた。
「ですが、現状の元就殿は、大怪我をしています。その後、誓いは破られたのではないですか?」
「まさか。そうなら相当の演技派だけど。俺の前に来た興元さんはついに誓いを破らなかったよ。最初こそ、暴力を振るわないのに自分を信じてない弟にいら立つとか言ってたけど、結局一度も手は上げなかったと思うよ。弟さんが怪我をしているんなら、それは良く似た別の件なんじゃないのかなあ?」
「良く似た、別の件?」
元親はそこでふと元就の証言を思い出す。そう言えば、元就は兄のせいで怪我をしたとは一言も言わなかった。家庭内暴力を受けていた、という先入観が、元就の怪我の原因を推測させ、そしてそれが理由で殺したのだと判断してしまったが。肝心の「あの怪我が誰にいつどのように与えられたものなのか」について警察はおろか、誰も知らない。
「……ああ、そうだ。興元さんが死んじゃったなら、あれは弟さんに渡さなきゃあいけないだろうなあ」
「あれ?」
慶次は何かを思い出したように診察室へ入って行く。元親と幸村も後を追うと、診察室の隅に大きな箱が置いてあるのを見つけた。包装紙でラッピングしてあるところをみると、プレゼントか何かのようだ。
「これ、預かってたんだよね。家に置いてるとバレるから、誕生日までって」
「誕生日? ……中身、見せてもらってもいいか?」
「いいよ、俺の物じゃあないし。ついでに俺は知らないから、届けるべき場所に届けておいてくれないかな」
慶次の了承を得て、元親はその包みを丁寧に開いた。
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カウンセラーは他人に感情移入が出来ない
心の冷たい人が成らないといけないと聞いたので。
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