自分の中での毛利萌えというものの原点に回帰しようと色々考えていたら
うっかりこんな事になったのですが、
あまりにアレなので途中で理性が戻りました
注意)秀秋+天海×毛利です 秀秋壊れてます 流血も少々
フライングなので当然勝手な設定で暴れてます申し訳無い
うっかりこんな事になったのですが、
あまりにアレなので途中で理性が戻りました
注意)秀秋+天海×毛利です 秀秋壊れてます 流血も少々
フライングなので当然勝手な設定で暴れてます申し訳無い
笑い声。甲高い、狂ったようなそれが、いつまでもいつまでも響いている。
薄暗い牢の中。小躍りする男……小早川秀秋の前に放り出されたのは。縛られ、泥に汚れた、彼の冷徹な支配者である、毛利元就だった。
「やった! やってやった! やったよ、天海!」
秀秋は側に居た僧、天海に向かって、満面の笑みでそう言う。眼の前に転がっている元就が、冷たい眼で睨みつけてきても、秀秋は怯みもせず、ただ楽しげに笑った。
「見てよ天海! 僕が元就様を見下ろしているよ! あんなに見下してきた元就様を、僕が! ほら、ほら!」
「ええ、ええ。判っていますよ」
天海は微笑みを浮かべて、静かに頷くばかり。秀秋は天海の反応など気にしていない様子で、元就の周りをゆっくりと歩く。
元就は後ろ手に縛られ、足も拘束されていた。目立った怪我は太股に一つ。最高の状態での生け捕りだ。秀秋は自分も元就にされてきたように、彼を冷たく見下そうとしてみたが、堪え切れずに笑った。とてつもなく幸せな気分で、何故だかとても楽しかった。
毛利軍の大将から、虫けらのように扱われ、いつも酷く叱られ、見下され、駒にされた。それに耐えて耐えて、耐えて、耐えて、そしてついに、ある時ぷつりと。何かが切れてしまったのだ。その時の感覚を秀秋は覚えている。むしろ、それ以外に何も覚えてはいない。何故自分が元就の下に居たのか。何故元就が自分を叱りながらも生かしていたのか。理由などどうでもいい。ただ自分の中の何かが、切れてしまったのだ。それしか判らない。
先陣を任されていたから。本陣はまだ戦闘の準備を始めていなかった。いつぞ信長という男がやられたように。秀秋は天海の勧めに従って、本陣を攻めた。多くの仲間が死んだ。元就は逃げたという。小さな刀一本持って、山中を虫けらのように駆けずり周り、逃げ惑う主の姿を想像しただけで、秀秋は酷く愉快な気持ちになった。
「嬉しいなあ、楽しいなあ。ねぇ元就様。どうです? 僕に見下される気分。僕の気持ち、判りますか? 虫みたいに地面に転がされてる気分! ねぇ!」
「……」
「判ってますよ、僕なんかに言う事なんて無いって、元就様は何時も言ってましたよね! 僕ももう、元就様なんかに言う事なんて無い! 元就様に何を言われても知らない! ああ! なんて幸せなんだろう! 僕はもう誰にも脅かされない! 僕の眼の前に、虫が転がってる! ねぇ天海! 虫はどうするの! ねえ!」
「遊べばよろしいでしょう。御随意のまま」
「そうだね! どうしよう、足をもごうか! 手をもごうか! 踏み潰すのも楽しいね、潰れるまで踏んでみようか! ああでも、お鍋に入れちゃうのも楽しそう! きっと踊ってくれるよ! どんな声で鳴くのかな、ねぇ天海!」
試してみよう、とばかり。秀秋が小太刀を取り出して、元就に近付く。元就は僅かに身じろいだが、それ以上は抵抗らしい抵抗もしない。ただ睨みつけていた。その視線を真っ向から受けても、秀秋は笑いながら、元就の背にまたがり。
「――っ!」
ぐい、と背中に小太刀が突き付けられ、僅かに皮膚が裂かれる。ずる、ずる、と秀秋は殊更ゆっくりと小太刀を引いた。赤が浮いて、雫に変わる。元就は顔を歪めたが、声を出さない。
「天海、鳴かないよ。これじゃあつまらない」
「秀秋様。私にしばしお任せ下さい。鶯は鳴き方を覚えるというもの。私が鳴き方を教えておきましょう。それまで秀秋様は、何をするか存分にお考え下さい……」
天海の言葉に秀秋は一瞬不満そうな顔をしたが、すぐにまた笑う。
「そうだね! こういう事は天海のほうが得意だろうし……楽しい事は後にとっておかないと。じゃあ、任せるよ天海……元就様! また、後で、遊びましょう!」
秀秋は愉快そうに笑いながら、牢を後にした。残ったのは柔らかく笑む天海と、背から血を流す、元就だけだ。天海はしばらく秀秋の去った方を見ていたが、やがて元就の側に歩み寄る。
「……此度の事、そなたの入れ知恵か」
「だとしたら?」
「……反骨がそなたの全てというわけだ。下らぬ事よ……あれをたぶらかすとはな。愚かな事だ。我が消えれば中国は落ちる。あれも死ぬ。それも判らぬようにしたのか」
「ふふふ、判らなくしたのは貴方でしょう。ねぇ、毛利殿。全て貴方のせいですよ……それ以外に理由が有ったとしても、それは些細な事……あぁ、痛いですか、毛利殿」
天海が元就の背を撫でる。傷口を指で撫でられて、元就の身が戦慄く。それでも声は上げない。その事に天海は薄く微笑んだ。
+++
この後エログロになってしまう感じでした
薄暗い牢の中。小躍りする男……小早川秀秋の前に放り出されたのは。縛られ、泥に汚れた、彼の冷徹な支配者である、毛利元就だった。
「やった! やってやった! やったよ、天海!」
秀秋は側に居た僧、天海に向かって、満面の笑みでそう言う。眼の前に転がっている元就が、冷たい眼で睨みつけてきても、秀秋は怯みもせず、ただ楽しげに笑った。
「見てよ天海! 僕が元就様を見下ろしているよ! あんなに見下してきた元就様を、僕が! ほら、ほら!」
「ええ、ええ。判っていますよ」
天海は微笑みを浮かべて、静かに頷くばかり。秀秋は天海の反応など気にしていない様子で、元就の周りをゆっくりと歩く。
元就は後ろ手に縛られ、足も拘束されていた。目立った怪我は太股に一つ。最高の状態での生け捕りだ。秀秋は自分も元就にされてきたように、彼を冷たく見下そうとしてみたが、堪え切れずに笑った。とてつもなく幸せな気分で、何故だかとても楽しかった。
毛利軍の大将から、虫けらのように扱われ、いつも酷く叱られ、見下され、駒にされた。それに耐えて耐えて、耐えて、耐えて、そしてついに、ある時ぷつりと。何かが切れてしまったのだ。その時の感覚を秀秋は覚えている。むしろ、それ以外に何も覚えてはいない。何故自分が元就の下に居たのか。何故元就が自分を叱りながらも生かしていたのか。理由などどうでもいい。ただ自分の中の何かが、切れてしまったのだ。それしか判らない。
先陣を任されていたから。本陣はまだ戦闘の準備を始めていなかった。いつぞ信長という男がやられたように。秀秋は天海の勧めに従って、本陣を攻めた。多くの仲間が死んだ。元就は逃げたという。小さな刀一本持って、山中を虫けらのように駆けずり周り、逃げ惑う主の姿を想像しただけで、秀秋は酷く愉快な気持ちになった。
「嬉しいなあ、楽しいなあ。ねぇ元就様。どうです? 僕に見下される気分。僕の気持ち、判りますか? 虫みたいに地面に転がされてる気分! ねぇ!」
「……」
「判ってますよ、僕なんかに言う事なんて無いって、元就様は何時も言ってましたよね! 僕ももう、元就様なんかに言う事なんて無い! 元就様に何を言われても知らない! ああ! なんて幸せなんだろう! 僕はもう誰にも脅かされない! 僕の眼の前に、虫が転がってる! ねぇ天海! 虫はどうするの! ねえ!」
「遊べばよろしいでしょう。御随意のまま」
「そうだね! どうしよう、足をもごうか! 手をもごうか! 踏み潰すのも楽しいね、潰れるまで踏んでみようか! ああでも、お鍋に入れちゃうのも楽しそう! きっと踊ってくれるよ! どんな声で鳴くのかな、ねぇ天海!」
試してみよう、とばかり。秀秋が小太刀を取り出して、元就に近付く。元就は僅かに身じろいだが、それ以上は抵抗らしい抵抗もしない。ただ睨みつけていた。その視線を真っ向から受けても、秀秋は笑いながら、元就の背にまたがり。
「――っ!」
ぐい、と背中に小太刀が突き付けられ、僅かに皮膚が裂かれる。ずる、ずる、と秀秋は殊更ゆっくりと小太刀を引いた。赤が浮いて、雫に変わる。元就は顔を歪めたが、声を出さない。
「天海、鳴かないよ。これじゃあつまらない」
「秀秋様。私にしばしお任せ下さい。鶯は鳴き方を覚えるというもの。私が鳴き方を教えておきましょう。それまで秀秋様は、何をするか存分にお考え下さい……」
天海の言葉に秀秋は一瞬不満そうな顔をしたが、すぐにまた笑う。
「そうだね! こういう事は天海のほうが得意だろうし……楽しい事は後にとっておかないと。じゃあ、任せるよ天海……元就様! また、後で、遊びましょう!」
秀秋は愉快そうに笑いながら、牢を後にした。残ったのは柔らかく笑む天海と、背から血を流す、元就だけだ。天海はしばらく秀秋の去った方を見ていたが、やがて元就の側に歩み寄る。
「……此度の事、そなたの入れ知恵か」
「だとしたら?」
「……反骨がそなたの全てというわけだ。下らぬ事よ……あれをたぶらかすとはな。愚かな事だ。我が消えれば中国は落ちる。あれも死ぬ。それも判らぬようにしたのか」
「ふふふ、判らなくしたのは貴方でしょう。ねぇ、毛利殿。全て貴方のせいですよ……それ以外に理由が有ったとしても、それは些細な事……あぁ、痛いですか、毛利殿」
天海が元就の背を撫でる。傷口を指で撫でられて、元就の身が戦慄く。それでも声は上げない。その事に天海は薄く微笑んだ。
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この後エログロになってしまう感じでした
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浦崎谺叉琉と美流=イワフジがてんやわんや。
二人とも変態。永遠の中二病。
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