いべーーーーーーーりあーーーーーー
次にカラオケ行く事があったらイベリア3曲連続で入れる自信が有る
以下、ガチの4 いつまで続くんだろこれ
あとここでエロ書くの気が引けるからもし入るならカットの方向で
後々入れるかもしれませんが
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以下、ガチの4 いつまで続くんだろこれ
あとここでエロ書くの気が引けるからもし入るならカットの方向で
後々入れるかもしれませんが
居ても立ってもいられない、というのはまさにこの事だった。
元親は「ど、どういった病気で!?」と聞いたが、個人情報がどうのこうのと教えてくれない。「じゃあ何処の病院に?」と聞いても、個人情報が、と繰り返されそうになって、元親はキレてしまった。
「じゃあ探しに行くよ!」
電話を切って、すぐさま元親は病院を探し始めた。今すぐ会いに行かなくてはならない気がした。とてつもなく会いたかった。また自分の知らないところで居なくなってしまうのではないかと、ふいにその言葉が脳裏を過ぎったが、気の留める間もなかった。
車を走らせ、近所の病院に向かう。入院患者の名前に毛利元就が無いかと尋ねる。もしかして偽名を使っていたりするのだろうか、と思ったが、めでたく三軒目の病院で見つかった。一番奥の部屋ですが、と言った看護士に「ありがと」と言い捨てると、元親はすぐにその部屋に向かう。看護士は何か言っていたが、どうでも良かった。とにかく、会いたいのだ。
一番奥の部屋には確かに「毛利元就」と名札が下がっていた。ノックをして中に入ると、そこがとんでもない部屋だと気付いた。
個室も個室、部屋の右側はテーブルやキッチン、トイレに風呂、タンスまでついている。これは金持ち用の部屋ではないか、と元親は一瞬戸惑ったが、それでも意を決して中に入る。
部屋の左側に、ベッド。その上に、元就。その左腕に繋がった点滴。
元親は背筋が冷たくなった。眠っているのか、妙に静かな元就がベッドに沈んでいる。何か恐ろしいものを予感した。元親の家庭は健康そのもので、こんな施設などはテレビでしか見た事が無い。そしてそれ故、死だとか、重い病だとか、恐ろしい事をたくさん連想してしまう。それらをなんとか振り払って、元親は元就の側に寄る。
「毛利、毛利」
そっと声をかければ、元就は目覚めた。何か朦朧とした表情で、元親をようやっと捕らえると、「ちょうそかべ、」とのろのろ喋った。それがまた恐ろしい。
「毛利、どうしたんだ、お前、どうしてこんな所に?」
「それは、我の、せりふだ」
「お前が入院してるって聞いて、もう、心配で、……それでお前、何処が悪いんだ、臓器か? それとも、……ガンとか、……それとか、」
「ちょうそかべ」
一人で青褪めていた元親に、元就は申し訳無さそうに。
「我は、風邪だ」
と答えた。
「……か、……風邪って、……風邪!?」
「うむ……」
元親はあまりの事に大声を出してしまった。元就の方はますます申し訳無さそうに、ぼそぼそと言う。
「運悪く、会社で倒れてしまって、……あまり病気にはならなかったから、それで反動が大きかったのかもしれぬ……心配した兄上が、救急車を、ついでに個室を、それで診断結果が風邪だと判って、我は大恥をかいた……」
過保護なのだ、と元就は呟く。元親は急に全身の力が抜けて、その場にへたり込んだ。「だ、大丈夫か?」と心配する元就に腕を絡ませ、その体に頭を預けると、「良かったぁ……」と溜息を吐いた。
「俺はよ、てっきり、お前が何か……最悪死んじまうんじゃないかって」
「縁起でもない……」
「でも本当に恐かったんだ。まだ出会ったばっかりなのにさ、……良かった、良かった……」
やっと会えたのに、という言葉は飲み込んだ。何故そういう言葉が過ぎったのか、元親にも良く判らない。ただ元就が無事だと判って、元親は安心し、それと同時に元就が愛しくなった。この小さな男を、抱きしめたいと、ついでに抱きたいと心底思ったが、今は絶対に無理だろうなと諦める。元就はまだ辛そうな顔をしていたから。
それから元親はしばらく元就と話していたが、やがて「うつってはいけない」と元就が帰るように促した。元親は名残惜しかったが、「じゃあ退院したら、連絡くれよ?」と言い、素直に退室した。
良かった、良かったと元親が繰り返していると、廊下の先に一人の男が立っているのを見つけた。心なしか、元就に似ている。
「元就の部屋に来た人物が居ると聞いて来てみれば、なんだ君は!」
彼はしかも、何故だか元親に対して怒っていた。
「最近元就がちゃらちゃらしていると思えば、君が原因か!」
「ちゃらちゃら?」
「なんだその髪は! しかもそんなやる気の無い格好で……みっともない!」
元親は自分の髪や服装を見て、それから彼を見た。きちっとしたスーツに身を包んだ、男が元就の親族だろう事は判った。ついでにどうやら初対面で嫌われたという事も。
「さては元就を夜遊びに連れ歩いているのも君だな! たまに友人を作ったと思ったら変なのばかり……金輪際、元就にちょっかいを出すのは止めてくれ」
「……」
元親はしばらく黙っていたが、やがて静かに口を開く。
「お兄さん」
「君にお兄さんなんて呼ばれる筋合いは、」
「毛利には毛利の心も生き方も有るし、毛利は自分で選択して、俺と会ってくれてるんです。貴方が弟を心配する気持ちも判りますが、もう少し、自分の弟を信じてやってはどうですか」
「な、」
「今日のところは、失礼します」
元親は礼儀正しくお辞儀をして、その場を去った。男のほうは何か言いたげだったが、ついに何も言わず、追いかけても来なかった。
住む世界が違うのだ、と思った。
どうやら元就は良家のお坊ちゃんという奴のようで、過保護と言えるほど家族に愛されているのだ。両親に捨てられたような、まして偽りの愛からも逃げ出したような自分とは釣り合わない、と感じた。
言うならあいつは純粋培養された奴なわけで、俺みたいなのが触って汚していいような相手じゃあないんだ。
元親はそう感じて、何故だか笑ってしまった。今まで誰とでも気兼ねなく寝て、誰とでも愛を語り合ったのに、なのに、あいつだけは違うのだと気付いた。それはきっと、彼が本当の愛情を知っているからだ。
俺にはそんなものは与えられないし、与えられる権利も無い。
元親は何故だか泣きたくなって、深い溜息を吐くと、そのままふらりとバーに向かった。飲んで、笑って、誰かを抱くか、抱かれるかして、眠りたかった。もう元就と会うことは適わないだろう、あんな過保護な家族が居ては……と元親はまた溜息を吐いた。
夏だというのに、妙に寒かった。
+
退院したと、見舞いに来てくれた礼がしたいとメールが届いたが、元親は返事をしなかった。やがて元就のほうからもメールが来なくなり、これで良かったんだ、と元親は思っていた。
その日も店でぼうっとしていると、扉を開けて元就が入って来たものだから、元親は顔を見るなり妙な顔をしてしまい、元就のほうは顔を顰めてしまった。
「なんだその、幽霊でも見たような顔は。風邪だと言っただろう」
「いや、いや、そうじゃなくて、その、……お前、俺と会っていいのか?」
「は?」
元就は訳が判らない、と言った風に首を傾げて、元親の側に有った椅子に腰掛ける。元親も慌てて飴の入った盆を元就の前に出したが、お互い手は出さなかった。
「メールをしても返事が無いから、直接来た。礼がしたいのだが、いつがいい?」
「いや、それより、あの、毛利、なんか、言われてないのか?」
「? ……ああ、兄上と会ったのだそうだな」
元就は頷いて、僅かに笑む。
「兄上はそなたの事を気に入っておったぞ」
「い、」
「礼儀正しいし、芯もしっかりしておるとな。それにな、あの服、そなたのデザインだと言ったら大層気に入って、そうだ今度兄上にも何か買いたいのだが。……それより今は礼だな。いつが空いておる?」
「……そ、そうだなぁ」
元親は日取りを考えているようなふりで、元就の発言について考えていた。気に入られている? そんな馬鹿な。礼儀正しい? 初対面の人間に文句を言ったんだぞ俺は。芯がしっかり? 骨が太いの間違いじゃねぇのか? 俺のデザインが気に入った? なんだこりゃ、なんだ、まさか、まさか俺はなんか、昼ドラみたいなどろどろした世界に脚つっこもうとしてんのか?? 意味が判らねぇ。
元親は色々と考えたが、とりあえず元就の交友関係について制限もかかっていないようだし、何か罠だとしてもハマってから考えようと、
「じゃあ、今夜とか」
と、答えた。
+++
さりげなく変なの呼ばわりされている明智さん
元親は「ど、どういった病気で!?」と聞いたが、個人情報がどうのこうのと教えてくれない。「じゃあ何処の病院に?」と聞いても、個人情報が、と繰り返されそうになって、元親はキレてしまった。
「じゃあ探しに行くよ!」
電話を切って、すぐさま元親は病院を探し始めた。今すぐ会いに行かなくてはならない気がした。とてつもなく会いたかった。また自分の知らないところで居なくなってしまうのではないかと、ふいにその言葉が脳裏を過ぎったが、気の留める間もなかった。
車を走らせ、近所の病院に向かう。入院患者の名前に毛利元就が無いかと尋ねる。もしかして偽名を使っていたりするのだろうか、と思ったが、めでたく三軒目の病院で見つかった。一番奥の部屋ですが、と言った看護士に「ありがと」と言い捨てると、元親はすぐにその部屋に向かう。看護士は何か言っていたが、どうでも良かった。とにかく、会いたいのだ。
一番奥の部屋には確かに「毛利元就」と名札が下がっていた。ノックをして中に入ると、そこがとんでもない部屋だと気付いた。
個室も個室、部屋の右側はテーブルやキッチン、トイレに風呂、タンスまでついている。これは金持ち用の部屋ではないか、と元親は一瞬戸惑ったが、それでも意を決して中に入る。
部屋の左側に、ベッド。その上に、元就。その左腕に繋がった点滴。
元親は背筋が冷たくなった。眠っているのか、妙に静かな元就がベッドに沈んでいる。何か恐ろしいものを予感した。元親の家庭は健康そのもので、こんな施設などはテレビでしか見た事が無い。そしてそれ故、死だとか、重い病だとか、恐ろしい事をたくさん連想してしまう。それらをなんとか振り払って、元親は元就の側に寄る。
「毛利、毛利」
そっと声をかければ、元就は目覚めた。何か朦朧とした表情で、元親をようやっと捕らえると、「ちょうそかべ、」とのろのろ喋った。それがまた恐ろしい。
「毛利、どうしたんだ、お前、どうしてこんな所に?」
「それは、我の、せりふだ」
「お前が入院してるって聞いて、もう、心配で、……それでお前、何処が悪いんだ、臓器か? それとも、……ガンとか、……それとか、」
「ちょうそかべ」
一人で青褪めていた元親に、元就は申し訳無さそうに。
「我は、風邪だ」
と答えた。
「……か、……風邪って、……風邪!?」
「うむ……」
元親はあまりの事に大声を出してしまった。元就の方はますます申し訳無さそうに、ぼそぼそと言う。
「運悪く、会社で倒れてしまって、……あまり病気にはならなかったから、それで反動が大きかったのかもしれぬ……心配した兄上が、救急車を、ついでに個室を、それで診断結果が風邪だと判って、我は大恥をかいた……」
過保護なのだ、と元就は呟く。元親は急に全身の力が抜けて、その場にへたり込んだ。「だ、大丈夫か?」と心配する元就に腕を絡ませ、その体に頭を預けると、「良かったぁ……」と溜息を吐いた。
「俺はよ、てっきり、お前が何か……最悪死んじまうんじゃないかって」
「縁起でもない……」
「でも本当に恐かったんだ。まだ出会ったばっかりなのにさ、……良かった、良かった……」
やっと会えたのに、という言葉は飲み込んだ。何故そういう言葉が過ぎったのか、元親にも良く判らない。ただ元就が無事だと判って、元親は安心し、それと同時に元就が愛しくなった。この小さな男を、抱きしめたいと、ついでに抱きたいと心底思ったが、今は絶対に無理だろうなと諦める。元就はまだ辛そうな顔をしていたから。
それから元親はしばらく元就と話していたが、やがて「うつってはいけない」と元就が帰るように促した。元親は名残惜しかったが、「じゃあ退院したら、連絡くれよ?」と言い、素直に退室した。
良かった、良かったと元親が繰り返していると、廊下の先に一人の男が立っているのを見つけた。心なしか、元就に似ている。
「元就の部屋に来た人物が居ると聞いて来てみれば、なんだ君は!」
彼はしかも、何故だか元親に対して怒っていた。
「最近元就がちゃらちゃらしていると思えば、君が原因か!」
「ちゃらちゃら?」
「なんだその髪は! しかもそんなやる気の無い格好で……みっともない!」
元親は自分の髪や服装を見て、それから彼を見た。きちっとしたスーツに身を包んだ、男が元就の親族だろう事は判った。ついでにどうやら初対面で嫌われたという事も。
「さては元就を夜遊びに連れ歩いているのも君だな! たまに友人を作ったと思ったら変なのばかり……金輪際、元就にちょっかいを出すのは止めてくれ」
「……」
元親はしばらく黙っていたが、やがて静かに口を開く。
「お兄さん」
「君にお兄さんなんて呼ばれる筋合いは、」
「毛利には毛利の心も生き方も有るし、毛利は自分で選択して、俺と会ってくれてるんです。貴方が弟を心配する気持ちも判りますが、もう少し、自分の弟を信じてやってはどうですか」
「な、」
「今日のところは、失礼します」
元親は礼儀正しくお辞儀をして、その場を去った。男のほうは何か言いたげだったが、ついに何も言わず、追いかけても来なかった。
住む世界が違うのだ、と思った。
どうやら元就は良家のお坊ちゃんという奴のようで、過保護と言えるほど家族に愛されているのだ。両親に捨てられたような、まして偽りの愛からも逃げ出したような自分とは釣り合わない、と感じた。
言うならあいつは純粋培養された奴なわけで、俺みたいなのが触って汚していいような相手じゃあないんだ。
元親はそう感じて、何故だか笑ってしまった。今まで誰とでも気兼ねなく寝て、誰とでも愛を語り合ったのに、なのに、あいつだけは違うのだと気付いた。それはきっと、彼が本当の愛情を知っているからだ。
俺にはそんなものは与えられないし、与えられる権利も無い。
元親は何故だか泣きたくなって、深い溜息を吐くと、そのままふらりとバーに向かった。飲んで、笑って、誰かを抱くか、抱かれるかして、眠りたかった。もう元就と会うことは適わないだろう、あんな過保護な家族が居ては……と元親はまた溜息を吐いた。
夏だというのに、妙に寒かった。
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退院したと、見舞いに来てくれた礼がしたいとメールが届いたが、元親は返事をしなかった。やがて元就のほうからもメールが来なくなり、これで良かったんだ、と元親は思っていた。
その日も店でぼうっとしていると、扉を開けて元就が入って来たものだから、元親は顔を見るなり妙な顔をしてしまい、元就のほうは顔を顰めてしまった。
「なんだその、幽霊でも見たような顔は。風邪だと言っただろう」
「いや、いや、そうじゃなくて、その、……お前、俺と会っていいのか?」
「は?」
元就は訳が判らない、と言った風に首を傾げて、元親の側に有った椅子に腰掛ける。元親も慌てて飴の入った盆を元就の前に出したが、お互い手は出さなかった。
「メールをしても返事が無いから、直接来た。礼がしたいのだが、いつがいい?」
「いや、それより、あの、毛利、なんか、言われてないのか?」
「? ……ああ、兄上と会ったのだそうだな」
元就は頷いて、僅かに笑む。
「兄上はそなたの事を気に入っておったぞ」
「い、」
「礼儀正しいし、芯もしっかりしておるとな。それにな、あの服、そなたのデザインだと言ったら大層気に入って、そうだ今度兄上にも何か買いたいのだが。……それより今は礼だな。いつが空いておる?」
「……そ、そうだなぁ」
元親は日取りを考えているようなふりで、元就の発言について考えていた。気に入られている? そんな馬鹿な。礼儀正しい? 初対面の人間に文句を言ったんだぞ俺は。芯がしっかり? 骨が太いの間違いじゃねぇのか? 俺のデザインが気に入った? なんだこりゃ、なんだ、まさか、まさか俺はなんか、昼ドラみたいなどろどろした世界に脚つっこもうとしてんのか?? 意味が判らねぇ。
元親は色々と考えたが、とりあえず元就の交友関係について制限もかかっていないようだし、何か罠だとしてもハマってから考えようと、
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