コンビニで売ってる、のりがパリパリのおむすびを食べた時とか
150円ぐらいで売ってるシュークリームを食べた時とか
あまああーーいカフェオレを飲んだ時とか
そういう時に幸せです。
でも人生の中で一番幸せだああと思った瞬間は
東京へ夏コミケに行った時に、コンビニも自販機も見つけられず
猛暑の中水無しで過ごし、よろよろと帰ったホテルで
絶対安全そうじゃない洗面台の水をガバガバ飲んだ時で、
その直後私は「うへへへ」とよく判らない声を出しながら
床に転がり、ベッドまで這って行って、服も靴も身につけたまま
直立不動で死んだように眠ったのでした。
キモイ。東京恐い。これが東京砂漠なのかとか言ってました。
東京に行ったのはそれが最初で最後です。いなかもんがよぉ。
以下、かけつき。
150円ぐらいで売ってるシュークリームを食べた時とか
あまああーーいカフェオレを飲んだ時とか
そういう時に幸せです。
でも人生の中で一番幸せだああと思った瞬間は
東京へ夏コミケに行った時に、コンビニも自販機も見つけられず
猛暑の中水無しで過ごし、よろよろと帰ったホテルで
絶対安全そうじゃない洗面台の水をガバガバ飲んだ時で、
その直後私は「うへへへ」とよく判らない声を出しながら
床に転がり、ベッドまで這って行って、服も靴も身につけたまま
直立不動で死んだように眠ったのでした。
キモイ。東京恐い。これが東京砂漠なのかとか言ってました。
東京に行ったのはそれが最初で最後です。いなかもんがよぉ。
以下、かけつき。
元親達を乗せた船は、無事に中国へたどり着いた。元就の希望を受けて、厳島神社に向かった船の中で、元就はそこら中を動き回っていた。「それじゃあ荷物に化けた意味が無いだろ」と元親は言ったが、「何を白々しい事を」と元就は相手にしなかった。
ばれてたか、と元親は苦笑して、船の中を案内した。部下達も元就が出て来た事に驚いていたが、やがて話を合わせて気楽に接してきた。海賊流の軽いものだったので、元就は不愉快がるかと思ったが、意外な事に元就は気にしていないようだった。
船は無事に厳島に着いた。着岸して、桟橋をかけると、元就は一度だけ海を見て、それから冷静に渡って行った。ただその歩みが若干速かった事には皆気付いていたが、そこまで水嫌いから回復した事を喜んだ。
厳島では報せを受けた毛利家家臣達が居て、元就の前に跪くと「ご無事で何よりでございます」と言う。元就はただ小さくうなづいて、「宴の用意を」と告げた。すぐに家臣達はその場を離れて、神社の方へと行く。
「宴?」
「そなたらには世話になった。礼をせねばなるまい。今宵は大いに中国の酒を飲め」
「酒は危ないんじゃなかったのか?」
「だからと言って、酒好きに酒を断たせると後が恐いゆえ、飲みたい者には飲ませたほうが良いのだ」
「そりゃあいい。是非あんたに酌をしてもらいたいね」
元親が冗談で言うと、元就は一瞬眉を寄せたが、「楽しみにしておれ」と呟いて行ってしまったので、元親の方が面食らう事になった。
その夜にはちょっとした事件があった。
予告通り酒宴を開いた元就が、元親に酌をした時の事だ。中国を制圧するに当たって外交に力を入れたらしい元就は、普段の冷たい態度とは全く別人の顔で現れた。やわらかい声でよく喋り、常に笑んでいる毛利家当主は、元親の前に座って酌をした。その手が少し震えている事に元親は気付いていたが、知らないふりをして元親は酒を飲もうとした。
その時、元就は急に手で元親の持っていた杯を跳ね上げた。元親も部下達もぎょっとして元就を見る。元就はしばらくして己のした事に気付いたらしく、「すまぬ」と謝罪をして、新しい杯を用意するような事が有った。
次の酌は上手くいき、元親も部下達も事件の事は忘れて、その夜は大いに酒宴を楽しんだ。
夜が更けると各々が用意された部屋に入り、眠った。元親は少しだけ眠ったところで目を覚まし、とある部屋へ向かった。部屋の主はちょうど起きていたらしく、夜中の元親の訪問にも丁寧に応じた。
彼は元就の部下の一人だった。元親は先ほど眠った時に、毛利家家臣の夢をそれぞれつついてみた。その結果、古参でしかも元就からの信頼も厚い男として彼が上がったのだ。名も知らぬ彼に、元親は率直に尋ねた。
「一つ聞きたい。……前代が死んだ時、……つまり毛利が「元就様」のもんになった時、何が有ったんだ?」
彼は驚いたような顔をして、しばらく黙っていたが、やがて口を開く。
「元就様が、貴方様に何か申されたのですか?」
そんな事は無かったが、元親は神妙な面持ちでうなづいた。そうしたほうが話が早いだろうと思っての事だ。彼はまたしばらく黙って、それから静かに言う。
「これから私が申します事は、ただの捨て駒の戯言と思い、決して口外なされませぬよう、特に元就様のお耳に入るような事の無きよう、お気をつけくださいませ。他ならぬ長曾我部公だからこそお答え致します故……」
「約束する」
元親がはっきりと答えると、彼はため息を吐いて言った。
「……元就様親子は、皆揃って酒の害に侵され、そして毒を盛られておったのでございます。それは、元就様も例外ではなかったのです……」
ばれてたか、と元親は苦笑して、船の中を案内した。部下達も元就が出て来た事に驚いていたが、やがて話を合わせて気楽に接してきた。海賊流の軽いものだったので、元就は不愉快がるかと思ったが、意外な事に元就は気にしていないようだった。
船は無事に厳島に着いた。着岸して、桟橋をかけると、元就は一度だけ海を見て、それから冷静に渡って行った。ただその歩みが若干速かった事には皆気付いていたが、そこまで水嫌いから回復した事を喜んだ。
厳島では報せを受けた毛利家家臣達が居て、元就の前に跪くと「ご無事で何よりでございます」と言う。元就はただ小さくうなづいて、「宴の用意を」と告げた。すぐに家臣達はその場を離れて、神社の方へと行く。
「宴?」
「そなたらには世話になった。礼をせねばなるまい。今宵は大いに中国の酒を飲め」
「酒は危ないんじゃなかったのか?」
「だからと言って、酒好きに酒を断たせると後が恐いゆえ、飲みたい者には飲ませたほうが良いのだ」
「そりゃあいい。是非あんたに酌をしてもらいたいね」
元親が冗談で言うと、元就は一瞬眉を寄せたが、「楽しみにしておれ」と呟いて行ってしまったので、元親の方が面食らう事になった。
その夜にはちょっとした事件があった。
予告通り酒宴を開いた元就が、元親に酌をした時の事だ。中国を制圧するに当たって外交に力を入れたらしい元就は、普段の冷たい態度とは全く別人の顔で現れた。やわらかい声でよく喋り、常に笑んでいる毛利家当主は、元親の前に座って酌をした。その手が少し震えている事に元親は気付いていたが、知らないふりをして元親は酒を飲もうとした。
その時、元就は急に手で元親の持っていた杯を跳ね上げた。元親も部下達もぎょっとして元就を見る。元就はしばらくして己のした事に気付いたらしく、「すまぬ」と謝罪をして、新しい杯を用意するような事が有った。
次の酌は上手くいき、元親も部下達も事件の事は忘れて、その夜は大いに酒宴を楽しんだ。
夜が更けると各々が用意された部屋に入り、眠った。元親は少しだけ眠ったところで目を覚まし、とある部屋へ向かった。部屋の主はちょうど起きていたらしく、夜中の元親の訪問にも丁寧に応じた。
彼は元就の部下の一人だった。元親は先ほど眠った時に、毛利家家臣の夢をそれぞれつついてみた。その結果、古参でしかも元就からの信頼も厚い男として彼が上がったのだ。名も知らぬ彼に、元親は率直に尋ねた。
「一つ聞きたい。……前代が死んだ時、……つまり毛利が「元就様」のもんになった時、何が有ったんだ?」
彼は驚いたような顔をして、しばらく黙っていたが、やがて口を開く。
「元就様が、貴方様に何か申されたのですか?」
そんな事は無かったが、元親は神妙な面持ちでうなづいた。そうしたほうが話が早いだろうと思っての事だ。彼はまたしばらく黙って、それから静かに言う。
「これから私が申します事は、ただの捨て駒の戯言と思い、決して口外なされませぬよう、特に元就様のお耳に入るような事の無きよう、お気をつけくださいませ。他ならぬ長曾我部公だからこそお答え致します故……」
「約束する」
元親がはっきりと答えると、彼はため息を吐いて言った。
「……元就様親子は、皆揃って酒の害に侵され、そして毒を盛られておったのでございます。それは、元就様も例外ではなかったのです……」
PR
■ この記事にコメントする
プロフィール
Google Earthで秘密基地を探しています
HN:
メディアノクス
性別:
非公開
趣味:
妄想と堕落
自己紹介:
浦崎谺叉琉と美流=イワフジがてんやわんや。
二人とも変態。永遠の中二病。
二人とも変態。永遠の中二病。
カレンダー
12 | 2025/01 | 02 |
S | M | T | W | T | F | S |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | 3 | 4 | |||
5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 |
12 | 13 | 14 | 15 | 16 | 17 | 18 |
19 | 20 | 21 | 22 | 23 | 24 | 25 |
26 | 27 | 28 | 29 | 30 | 31 |
カテゴリー
メロメロパーク
ひつじです。
ブログ内検索
最新コメント
[02/11 美流]
[02/10 通りすがリィ]
[02/10 通りすがリィ]
[07/28 谷中初音町]
[07/02 美流]
最新記事
(04/26)
(04/26)
(04/23)
(04/21)
(04/20)
カウンター
"オクラサラダボウル"