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めでぃのくの日記
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2025-01-19 (Sun)
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2008-01-27 (Sun)
 一応こんな感じに進んでこんな感じに終わるという事で。
 終わり方っていつもどうしていいか判りません。

 以下、かけつき。日記連載は終了です。長いです。

「だ、ま、れぇええええ!」
 
 元親は何か得体の知れない感情に任せて、碇槍を久秀に突き刺そうとした。それは怒りにも恐怖にも似た焦りだった。こうした人の事をいいように言う人間に対して、激昂する事は即ち負けだと元親は判っていた。だのに、激しい衝動が元親を突き動かした。

 久秀はそれと判っていて、逃げない。槍が久秀を貫くかに思えた時、元親は唐突に静止した。

「――っ」

 元親がその事に驚き、振り返る。そこには元就が立っていた。その掌が薄青色に輝いているのを見て、自分に何が起こったのか悟る。元就の術の一つ、懐をかけられたのだ。元親は元就の意思でしか動けない。

「毛利、てめぇ……っ何処まで俺を馬鹿にすりゃあ気が済むんだ! 何がしてぇんだ、これを放せ! てめぇも松永も纏めてブッ殺してや、」

「貴様は黙らぬか!」

 元親は強い語気で怒鳴ったが、それを上回る元就の怒声に思わず黙った。そのような元就は初めて見るもので、元親も気圧されたのだ。その上、現在元親の生殺与奪権は元就が持っている。元親はそれ以上逆らう事は出来ない。

 元親が睨みつけながらも黙るのを見ると、元就は元親を下がらせ、久秀に言う。

「そなたも戯言をまことしやかに吹き込むでない。阿呆が鵜呑みにするではないか」

「さて、卿が何の事を言っているのか、私には判らないな」

 久秀はあくまで動じず、笑みを絶やさない。そんな久秀を元就は無表情で見詰めている。

「そなたとこれが同じであるはずがなかろう。これは海賊だ。つまり奪う物に価値を見出しておる。生きるために奪い、愛するために奪う。欲を満たす為に戦う。それは褒められた行為ではないが、しかし人道を少しばかり外れるだけで、他の人間と何も変わらぬ。己が求める物を求めぬ者が居てたまるか。……だがそなたは違う。そなたは価値を見出しもせず、愛でるつもりもないのに、愛でるようなふりをして奪い取り、更には完全に捨て去っておる。そなたのような外道とこの阿呆を同じにするでない。確かに似ておるが、これは人だが、そなたは人ではない」

「ほう、人である私が鬼で、鬼である彼が人だと? いやはや、卿の言う事は実に面白い」

「面白がるようなふりをして楽しむのは結構だが、これ以上そなたの酔狂に我を巻き込むなら、此度こそそなたを殺すぞ。早う帰れと言うに。……まぁ、我の手を煩わせずとも、そなたはいつ誰に消されてもおかしくはないが」

「はは、褒め言葉を賜り光栄だよ。では改めて退散するとしようか。すまないね、卿には悪いが、龍の刀は屋敷に置いてきたのだよ。私をここで殺したところで取り返せない、と先に言っておくべきだったね」
 
 久秀は元親に告げると、馬に跨り、その場を去って行った。

 その後ろ姿が完全に見えなくなってから、元就はようやっと元親を見た。

「毛利、てめぇどういうつもりなんだ」
 
 静かに、しかし低く尋ねると、元就は悲しげな表情を浮かべる。

「そなたこそ、何がしたいのだ」

「俺は松永の野郎から、刀を取り戻すつもりで……」

「それでどうなるというのだ? 何度も言っておるが、そなたが刀を取り戻し、独眼竜に届ける事で得をする者など一人も居らぬ。他ならぬそなたでさえ損をする。何故そうまで刀を欲しがる? そなたは何を恐れておるのだ?」

「……っ、どいつもこいつも! 俺が何を恐れてるってんだ!? 俺は何も恐れてはいねぇし、そうだ俺はただ政宗の野郎に刀を返してやりたいだけだ、あれはあいつが持っているのが一番似合うから、だからあんな野郎に持たせているのは納得がいかねえ、それだけでいいじゃねぇか! 損得? 確かにねえよ、これは俺のただの自己満足で、」

「そなた、蚊帳の外にされるのがそれほど恐ろしいか」

「な……?」

「友と言う名の単なる知り合いに、必要とされない事がそれほど恐ろしいのか。そうして我の言葉を聞くまいと声を張り上げるほどに」

「俺は、」

「今のそなたは誰かにそっくりだ。判るか、長曾我部。本当の事を言われるのが、知るのが恐ろしくて、相手を黙らせ、聞く耳を持たず、更に突きつけるなら切り捨てようとする男に、……良く似ておる」

 それが誰の事を指しているのか、元親はようやく悟る。元就は酷く悲しげな顔をして、呟いた。

「そなたのしようとしている事は、そなたを満たさないばかりか、そなたの恐れている事を現実にしてしまうというのに、そなたはそれを判っていて、止めようとはしないのだ。恐れるあまりに毒を盛られるような、ふむ、何処かで聞いた話よな」

「……毛利」

「……長曾我部、よう己に問うてみよ。そなたは本当に、松永から爪を取り戻したいのか? それとも、……それをしなければ、何かそなたに恐ろしい事が起こるから、そうしようとしておるのか? 同じようだが両者は違うのだ、長曾我部。とても良く似ているが、本質が異なる。見定めねば足を掬われるぞ。……もうしばらく術はかけておく。明日の朝までの辛抱ぞ。何、そなたが松永を無闇に追ったり、我を傷つけたりせぬ程度の枷だ。不愉快に思う必要は無い」

 元就はそう言うと、さっさと砦へ戻ってしまった。元親はしばらく動けなかったが、ややして体が自由になる。すぐに久秀を追おうとしたが、どうした事か足が進まない。諦めて砦へ帰る事にすると、足はすんなりと歩みを始めた。

 砦に戻り、心配そうな部下に声をかけて、そしてその夜は砦の近くにある毛利家の屋敷に泊まる事になった。元就はそれきり元親の前に姿を現さず、元親は食事も一人で摂ると、ひとしきり酒を飲んで、さっさと横になった。

 布団に潜った途端、目も閉じていないのに強い眠気に襲われた事に違和感を感じたが、元親は睡魔に抗う事も出来ないまま、意識を手放した。





 罠だったんだ、と元親は少しだけ感じた。

 そこは元親が弥三郎であった頃に使っていた私室だった。父や部下が本土に行った土産にくれた、からくりじかけの玩具ばかりが陳列された、ただそれだけの部屋。中央に布団を敷いて、そして弥三郎は一日中、その布団の中に丸まって、眠りもしなかった。眠るのは恐ろしかったのだ。誰の夢が流れ込んでくるともしれず、その後誰が布団まで押し入って来るかも判らず、弥三郎はただただ怖かったのだ。

 その部屋に、元就の姿が有る。元就は不思議と大人の姿だったが、布団に潜っている元親は、弥三郎の姿だった。

「弥三郎、出ておいで」

 元就が奇妙なほど柔らかな声で言うのを、元親は奇妙に思った。これは本当に夢だろうか、毛利がこんな声を出し、こんな表情を浮かべるなんて、と。
 
「そこでは淋しいだろう。我の所へおいで」

 元就は手を差し出すばかりで、元親を引きずりだそうとはしない。元親はとても不安だったが、そろりと元就の手を握った。すると自然に、元親は布団から這い出していた。寝間着姿の元親を、元就は優しく抱きこみ、母親が子に接するかのごとく、膝に乗せ、背を撫でる。それが元親には酷く心地良かった。

「苦労したな。夢では嫌な物ばかり見て、それが恐ろしくて部屋に篭れば、親まで皆が、そなたの悪口ばかり。さぞ辛かったであろう」

「……うん」

 元親は素直に頷く。元親には子供の頃、皆に夢の事を適切に話す事が出来なかった。夢はもう一つの現であると言われたのは典雅な時代の事で、戦国にもなれば皆が夢は夢と割り切っていた。だから夢如きを恐れる嫡子というのは、何も知らぬ大人達には情け無いものと映っただろう。

 誰にも理解されず、誰にも愛されないまま、元親は己を守る方法を見つけ出すしかなかった。

 即ち、流れ込む夢を利用して、相手に取り入るしかなかった。どうせ夢を見るなら、良い夢を見ようとしたのだ。そのために、夢を見てしまう可能性が有る、家臣達に適切に接した。彼らの欲しがっている言葉をかけ、物を与えた。そうすると夢は少しづつ、良い物へと変っていったのだ。

 さらに数年をかけると、元親は見る夢を選べるようになった。それからは部下達に必死で媚を売る必要は無くなったのだが、そのおかげで慕われた手前、今更止める事も出来ず、元親は全ての人間に上辺の愛情を振りまいた。己が安息を手に入れるための愛を与えた。

「そうしてそなたの知る全ての者を、何処までも愛さねばならぬようになったのだな」

「うん……」

「だがそれも万能ではなかった。そなたは国主であり海賊であった。生きていくには傷付ける事も必要だった。そなたは傷付けるのが恐ろしかった。……それが夢で己に跳ね返ってくるからか」

「うん……あのころはね、みんな、おれのことをきらいでね、こわいゆめをいっぱいみたよ」

「ならばいっそ鬼になろうと、外敵には鬼になってくれようと、そなたがふっきれたのはそれでよい。……だが、そうまで覚悟を決め、まして夢を選ぶ事さえ出来るのに、何故未だ夢に怯えて生きねばならぬ? 独眼竜がそなたに助けを求めぬのは、そなたが嫌いだからでも、不必要だからでもない。そなたにはそなたの役目があって、それと外れておるだけだ。それを無理に押し通せば、独眼竜はそなたを鬱陶しく思うに違いあるまい。……怯えるな。……もう、泣くな、嘆くな。そなたは偽りの愛を振りまいた。だがそれを悔いる必要も、後ろめたく思う必要も無い。そなたの嘘は、受け取った相手によって真に昇華し、そしてその真を受け取ったそなたは、真に相手を愛しておるのだ。……そなたは必要な子だ。もう俯かずとも良い。……腑に落ちぬか?」

 元就はあくまで優しく、ゆっくりと話す。そんな様子に、元親は不思議と涙を零した。

 今、毛利は俺を、助けようとしている。ここから出そうとしている。俺が毛利にしたように――。

「……でも、おれは、うらまれて、きらわれて、まつながと、おなじで」

「人は生きておれば恨まれる。嫌われる。そなたが恨まれておるというなら、我はどうなる。我はもうとうに呪い殺されておるぞ。……長曾我部、人は一面だけでは生きていけぬ。そなたはそれでよいのだ。なあ。そなたはそなたのままあれ。そなたは強い。強いという事はな、自由だという事だ。松永は強く自由だが、あれは人ではない。あれは妖怪というのだ。だがそなたは鬼を自称する、脆くも愛らしい人ではないか。……そなたは我を助けてくれた、その事実にどんな思惑が絡んでおろうと、なかろうと、我はそなたへの恩を忘れぬ。……我はそなたを憎まぬし、恨まぬし、裏切らぬ。少なくとも、そなたが我にそうせぬうちには」

 我にはそなたが必要なのだ。だからそのように恐れず、さぁ、そなたのしたいようにするがよい。そなたはあの夜、何がしたかったのだ? 長曾我部……。

 元就は元親の頭を優しく撫でて、そして問う。元親はそれに答えようと口を開いて、そして目を覚ました。







「……ちくしょう」
 
 起き抜けの第一声はそれだった。元親は判っていた。元就に同じ事をやり返されたのだ。恐らく今日出された酒にでも、薬が入っていたのだろう。

「……あの野郎、夢を渡れたのか? いや……」

 変な術を使うし、もしかしたら陰陽術も使えるのかも……元親はそう考えて、そして震えた。どうしようもなく元就の所に行きたくなったのだ。

「あぁちくしょう、これが奴等の気持ちか……? ああ、ちくしょう!」

 己の部屋にやって来る部下達を思い出して、元親は唸りながらも布団を出る。

 まだ夜は明けておらず、暗い屋敷の中を月明かりを頼りに歩き回る。確かこの部屋だったろうか、と元親は障子を開けて中に入った。

「毛利……?」

 見覚えの有る部屋に安心し、声をかける。返事は無い。

「なあ、毛利………………毛利?」

 そろりと布団に近寄り、顔を覗き込む。布団に潜った彼は、死んだように静かに眠っていた。起きる気配も無い。

「……毛利、なあ、毛利……」
 
 優しく揺さ振ってみても、何の反応も無い。そこで元親はようやっと、おかしいと感じ、そして陰陽師の言葉を思い出して背筋が冷たくなった。

『夢渡りは大変な術ですよ。我等も時折、夢の中に取り残されます。そうした時は一生目覚めない者もあるのです。その点、貴方は生得されているから、そういう事は無いでしょうが……』

 元就は術を使える。だがあくまで彼は国主であり武将だ。術を生業としている者に比べれば技術も熟練度も遥かに劣るだろう。ましてや夢渡り程度ならともかく、書き換えは元親でさえ疲れた。まさか、と元親は恐ろしくなって、元就を揺さ振る。

「毛利、おい、毛利! 起きろ!」
 
 元就はぴくりともしない。それがたまらなく怖くて、元親は必死に彼を揺さ振り、そして名を呼んだ。

「毛利、起きろ、起きろって! ひ、卑怯じゃねえか! お前は! 俺を裏切らないって! 約束したのはさっきだろうが! い、いきなり、……起きろ、起きろよ毛利! 起きろ! 人の弱いとこ見るだけ見ていなくなるなんて、それこそ外道だぞ、おいっ! 毛利! ……も、……元就! 元就! お、……あのなあ! お、……俺にだって、ひ、必要なんだぞ、あんたが! あんたを助けたかったんだ、あんたに笑って欲しかった、あんたを傷つけたくなかったんだ、あんたが欲しかった! だ、だから、……だから、……なあ、……なぁ……」

 元親が耐えられず、元就を抱きしめ、泣き出しそうになった頃。

「……うるさい」

 小さく不快そうな声が聞こえて、元親は慌てて元就を布団に押し戻す。元就は僅かに眼を開いている。

「も、もとなり」

「みみもとで、わめくから、おきて、しまった、では、ないか……」

 元就は酷く辛そうに、辛うじてと言った様子で言葉を吐き出す。そんな元就の頬を撫でると、元就はぼんやりと元親を見た。焦点は合わない。

「もとなり、もとなり……」

「きやすく、なを、よぶな、もとちか……」

 元就はそれだけ言うと、また元親から目を反らして、ただ一言、

「ねる」

 と呟くと、再び目を閉じた。元親はたまらなくなって、元就を抱きしめると、そのまま隣に寝転んだ。元就の許可は得られていなかったが、拒絶もされていないので、元親は今まで彼の部下達がそうしてきたように、元就がそうしたように、元就の側で眠った。






 元親が初めて、元就と酌み交わした夜。

 元親は元就を、寝所に連れ込んだ。押し倒し、着物に手をかけても、元就は抵抗も何もせず、ただ元親を見ていた。

 それが元親は理解出来ず、そのまま元就を布団に押し込むと、隣で眠るだけに留めたのだ。その時の元就の、なんとも言えない表情が元親は気になっていた。呆れるような、哀れむような、咎めるような、それでいて安堵したかのような。元親は元就が理解出来なかった。だからその手を止めた。

 元就に、憎まれたくなかった、のかもしれなかった。





 翌日、目を覚ましても、元就はぐったりとしていて辛そうだった。どうやら元親の夢に入り、内容を書き換えたのは間違いないようだ。己でもどれほど恐ろしい夢を見ていたのか、ましてそれを見てどれほど元就が同情したのか見当も付かない。

 だが元就は元親に何も言わなかったし、元親も尋ねなかった。ただ心配する女中達に、二、三日休めば大丈夫だと告げてやり、そして出来るだけ元就の側に居た。元就も特に追い払おうとはしなかった。

 数日後、元就が回復すると、元親は彼を抱いた。元就は拒絶しなかったし求めもしなかったが、元親はそれを恐れなかった。せめて彼が兄から受けただろう無体と重ならないように、それはそれは優しく抱いた。元就は声もろくに上げず、ただただ元親に身を任せていたが、時折愛しげに元親の頬や髪を撫でた。

 



 最初に会った時から、そなたの闇は見えておったのだ、我には。

 元就がそのような事を言い出したのは、更に数日後の事。

 我に説教をするそなたの言っていた事は、そのままそなたにこそ似合いの言葉になった。そなたは見て見ぬふりを決めこんで、我にえらそうな口をきくばかりか、己を振り返りもせぬ。殺したいほど憎くなると同時に、そうだな、あの感情はなんであろうな。とても、……悲しい、とも違うな。なんであろう……我にも良く判らぬ。それを感じ取ったのかも知れぬな、あの夜のそなたは。何をしたいのか理解出来なかった。だが酷くそなたの事が気になった。それだけだったのだがな。

 元就はそう自嘲しつつ、元親を撫でた。元親は母親にそうされる童のように、ただ撫でられていた。それが酷く心地良いのは、両者共のようで、二人は随分と長い間、そうしてすごした。

 我がもっと大きくて、力が有って、そして心に余裕があったなら、兄上を許して、慰めて、抱きしめて差し上げられたのに、そうだあの時の我には怯えるしか選択は無かったのだが、けれどきっと、兄上を抱きしめる事が出来たなら、撫でる事が出来たなら、きっと、きっと……。

 だから我はそなたを撫でる、抱きしめる、そなたを裏切らぬ、そなたを憎まず恨まず、そなたが我にそうする事を止めぬ限り、我はそなたとそなたの愛するものを愛するのだ。…………少々歪んでおるかもしれぬが、何か欠けておるかもしれぬが、なに、そなたが申した事ではないか、満ちぬ月は無いと、そなたも我も随分と惨めな欠け月だが、二つ揃えば随分と満月に近付くであろうよ…………。






 東大寺にて久秀は消えた。爆死という凄惨な最後は、むしろ彼の人生に似合いの華だったかもしれない。竜は爪を自らの右目と共に取り返し、そして奥州に戻ったようだ。改めて元親は彼らの屋敷を訪れ、そして彼らの武勇伝を聞きながら酒を酌み交わした。

 無邪気に笑う独眼竜がどれ程傷付き、どれ程戦ったのか、元親には見当も付かなかった。けれどきっと、自分が刀を取り戻し、政宗に与えていたら、もう二度とこんな風に彼と笑顔で酌み交わす事は出来なかっただろうと感じる。

 独眼竜は天に昇る。天下の全てを守る。だからお前もオレと組め。お前の事は嫌いじゃねえから。

 そういう政宗に「考えておくよ」と曖昧な返事をして、元親は笑った。

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浦崎谺叉琉と美流=イワフジがてんやわんや。


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